ガイドコメント
91年にリリースされた最高傑作と名高い2ndアルバム。全米No.1ヒットを記録したアコースティック調の名バラード「トゥ・ビー・ウィズ・ユー」など、バラエティ豊かな楽曲が揃っている。
収録曲
01DADDY, BROTHER, LOVER, LITTLE BOY (THE ELECTRIC DRILL SONG)
“電気ドリル奏法”という斬新なアイディアで世界中のロック・ファンを沸かせた、通称“ドリル・ソング”。エンジン全開のパワフルなサウンドに、ポール・ギルバートの超絶ギター・テクニックが炸裂する、エネルギッシュな疾走ナンバー。
02ALIVE AND KICKIN'
ブルージィなギター・ソロから始まるミドル・テンポのハード・ロック・ナンバー。キャッチーなメロディとエリックのハスキー&セクシーなヴォーカルが印象的。聴けば聴くほどに味が出るライヴで定番の一曲だ。
03GREEN - TINTED SIXTIES MIND
04CDFF - LUCKY THIS TIME
多くのアーティストへの楽曲提供で知られるジェフ・パリス作曲のロック・バラード。ハードなロック・サウンドと混ざり合う繊細なメロディを、伸びやかに歌い上げるエリック・マーティンの哀愁のヴォーカルが心に染みる。
05VOODOO KISS
アコギ・ソロのイントロから一転、ヘヴィなハード・ロックへと展開するナンバー。パットの叩き出すファンキーなリズムに、ポールの流れるようなギター・ワークが相性抜群に絡み合う。シンプルながらクールに身体を揺さぶられる一曲。
06NEVER SAY NEVER
「NEVER SAY NEVER〜」と力強く歌うエリック・マーティンのヴォーカルが印象的な、へヴィ&メロディアスなミドル・ナンバー。ための効いたリズムから生み出される独特のグルーヴ感に煽られて、ラストではコーラスを大合唱したくなるはずだ。
07JUST TAKE MY HEART
もの悲しいアルペジオのイントロから始まり、エリックの甘美な歌声とともに徐々に感動的な盛り上がりをみせる、切なくドラマティックなバラード・ナンバー。シングルとしても発表され、全米16位というヒットを記録した。
08MY KINDA WOMAN
どことなく妖しげなギター・リフとへヴィさの中に愁いをちりばめたようなサウンド、エネルギッシュに歌い上げるエリックのヴォーカルが耳に残る、ミドル・テンポのハード・ロック・ナンバー。
09A LITTLE TOO LOOSE
冒頭でビリー・シーン(b)の渋い低音ヴォーカルが聴けるブルージィなナンバー。ゆったりとした溜め気味のリズムとダークでルーズなメロディが、「ちょっとハメをはずし過ぎたんだ」と反省するような詞とマッチしていて面白い。
10ROAD TO RUIN
イントロのアカペラや「WHOA OH WHOA OH」のフレーズなど、コーラス・ワークに富んだナンバー。パット・トーピーが叩き出す力強いシャッフル・ビートが、曲をダンサブルでノリの良いものにしている。
11TO BE WITH YOU
バンドの代名詞的作品。比較的抑え目な優しい演奏のスロー・ナンバーで、タイトルのとおり「あなた」のために語りかけている印象が強い。サビ部分のコーラスはやわらかくて、聴いていると心地良くなってくる。
12LOVE MAKES YOU STRONG
ビリー・シーンの超絶ベースが縦横無尽に大暴れする、疾走感抜群のハード・ロック・ナンバー。日本盤のボーナス・トラックとして収められているが、オマケ的な要素をまったく感じさせず、強烈な存在感を放っている。