ミニ・レビュー
オビに“アカペラ”と大書してあって申し訳ないのだが、これは現在のグループではなく、ウォード・スウィングル率いる初代グループによる音源で、ベースもドラムスも本物(クレジットまであるぞ)。洒脱なスキャットと器楽との相剋は、これぞジャズ・コーラス。
ガイドコメント
新生スウィングル・シンガーズとは別に、これは初代の60年代に録音され、一大ブームになったころの名盤。ア・カペラで、モーツァルトをうたうという画期的な試みは、今聴いても新鮮さを失わない。
収録曲
モーツァルト:
01キラキラ星の主題による変奏曲
02ヴァイオリン・ソナタ第37番K.402〜フーガ
03ピアノ・ソナタ第15番K.545
06セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
10ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283〜アレグロ