ミニ・レビュー
浅井のソロ・プロジェクト第1弾は、安モーテルを舞台に不条理なドラマが展開される刺激的な曲。ブランキー時代の僚友・照井利幸のリード・ベース(?)が弾け、東京事変の椎名林檎のコーラスが妖しく響く。触れると痛い危険で不穏な雰囲気が充満。
ガイドコメント
ブランキー・ジェット・シティ、SHERBETS、JUDEを経た浅井健一のソロ・プロジェクト第1弾シングル。ソロならではの自由なアプローチがそこかしこに感じられる、ロック・サウンドが楽しめる。カップリングにはデヴィッド・ボウイのカヴァー曲を収録。
収録曲
01危険すぎる
語るように歌い、歌うように語る刺激的なロック・ナンバー。安モーテルでの男女の情景をシュールに描いた曲で、ブランキー時代の僚友、照井利幸のベースと椎名林檎のコーラスが妖しい華を添えている。
02Rebel Rebel
グラム・ロック全盛期にデヴィッド・ボウイが放ったヒット曲のカヴァー・ヴァージョン。全編を通して単調なブギのリズムの回りを、ベンジーが妖しげに身をくねらせながら踊り歌う情景が目に浮かんでくる。
03Star
ギターのクリアー・トーンとピアノのアンサンブルを中心としたインスト・ナンバー。全体にソフト・フォーカスをかけたような幻想的なサウンドで、かつてのソロ・ワークで結成していたSHERBETSによる演奏。