激しいビートに玉置のハイトーン・ヴォイスが活かされたポップ・ロック・ナンバー。最後まで止まることなく駆け抜けていく玉置のヴォーカルが力強く、一言一言を噛み締めるように歌う姿は、自分自身を探し続ける強い意志を感じさせるようだ。

シンセのアッパーに響く音色が効いた、アップ・テンポ・ナンバー。キュートなハイ・トーン・ヴォイスからスタートし、“新しい世界”を目指すようにサビに向けてヴォルテージが上がっていく、得意のダンス・ミュージックだ。

大切な人を失った悲しみとその人への心に残る思いを歌ったミディアム・バラード。柔らかなピアノのメロディは悲しみを、突き刺さるようなシンセのアップ・テンポなメロディは怒りにも似た強い思いを、それぞれ奏でていて、主人公の揺れ動く気持ちを巧みに表現している。

「もう戻れない、戻らない」……玉置と同世代なら共感できる、将来への不安や社会への反抗。それらを目の前にしても前を向き続けていくんだ、という強い気持ちを歌う。キレのいい8ビートのロック調のサウンドが、その気持ちを後押しするようだ。

TM NETWORKの名曲「Get Wild」のカヴァー。元TM NETWORKの小室哲哉自らがアレンジを手掛けてはいるが、オリジナルの基本軸は崩さずに、よりメロディに緩急のある、玉置の勢いと若々しさを活かしたダンサブルな楽曲となっている。

玉置の綺麗なハイ・トーン・ヴォイスが明るい未来へ導いてくれるような、メッセージ性の強いナンバー。「高く手をかざせ 虹の光へ」という希望が満ちあふれた詞に導かれるように、ミディアム・テンポからアップ・テンポへと展開していくサビが高揚感を煽る。

ドラムスティックでのカウント後にギターでスタートするという、彼女には珍しいロック・ナンバー。ダンス・ナンバーよりも太く、シャウトするヴォーカルが、より迫力ある楽曲に仕立てている。ZIGGYの森重樹一が作曲、JOEがドラムで参加。