ミニ・レビュー
コラボレーション企画第2弾はEGO-WRAPPIN'との共演シングル。どちらもセンス抜群で演奏力も卓越していて、文句なしの出来なのだが、“出来すぎ・オシャレすぎ・カッコよすぎ”と感じてしまうのはひねくれているというものか?
ガイドコメント
デビュー10年目を迎えた孤高のジャズ・パンク・バンド、勝手にしやがれのコラボ企画第2弾は、EGO-WRAPPIN'。共通項である1930〜40年代の“スウィング”をベースとしたデュエット・ソングだ。
収録曲
01ヴェルモット・フラワーズ (勝手にしやがれ+EGO-WRAPPIN')
30〜40年代スウィングを共通モチーフとしている2バンドによるコラボ企画で、ホットな男女をドライなマティーニにたとえて表現。かっこ良すぎるジャズ・ホーンに乗せて、中納良恵と武藤昭平が夢のデュエット!
02頭上の釘 (勝手にしやがれ)
カッコ良さを追求する勝手にしやがれの、定番たるジャズ・パンク・チューン。どこかアジアを思わせるエキゾチックな色合いのなか、トロンボーンがうなり、サックスが喝を入れる。ドラマティックなインスト曲。
03マスカレード (DEMO) (勝手にしやがれ)
THE ZOOT16と組んだコラボ企画第1弾シングル収録曲のデモ・ヴァージョン。渋さと男っぽさが交錯するキラー・チューンという点ではオリジナルと同じだが、こちらはやや情熱を内に秘めたといった風の大人しい感じの編曲。男の嘆きにピアノが似合う。