ミニ・レビュー
実にうまい。ハレの場で日本語を“歌う”ことの機微を実に良くわきまえた歌い口は、十分に言葉を伝え、かつ安っぽくならない。クラシック歌手系の歌とは一線を画した説得力だ。ほぼすべての曲に日本語詞を付けているのも良い。唯一、原語歌唱の(1)が惜しいなぁ。
ガイドコメント
ミュージカル・ファンに大人気の岡幸二郎の、クラシカル・クロスオーヴァー・アルバム。ミュージカルの名作からの楽曲はもちろん、オペラからのアリアなど、岡の力強さと甘さが一体となった1枚。
収録曲
01ピエ・イエズ (ロイド=ウェッバー)
02「トスカ」〜星は光りぬ (プッチーニ)
03ザ・プレイヤー-祈り-
04「ジーザス・クライスト・スーパースター」〜私はイエスがわからない
05「チェス」〜アンセム
06「レ・ミゼラブル」〜ブリング・ヒム・ホーム
07「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜間奏曲 (マスカーニ)
08ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
09「オペラ座の怪人」〜オール・アイ・アスク・オブ・ユー
10想いはいつか風にのって
11「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ (プッチーニ)
12深い河