ミニ・レビュー
通算20作目のシングル。(1)はスカのリズムが軽快なアップ・テンポのナンバー、(2)はボサ・ノヴァ・テイストのミディアム、(3)はピアノ中心でシンプルな演奏のしっとりバラード。3曲とも夏らしい曲調に夏の恋を綴っているが、以前にも増して“愛しさ”成分タップリ。
ガイドコメント
前作から約8ヵ月ぶりとなる通算20枚目のシングル。今作は、夏のリリースにピッタリなアップ・テンポのナンバーに仕上がっている。相変わらずキュートなaikoワールドを聴かせてくれる。
収録曲
01雲は白リンゴは赤
通算20作目のシングルは、終ってしまった夏の恋を、今でも強く想うという切ないナンバー。スカのリズムに突き抜けるようなホーンが鳴り響くアップ・テンポなサウンドゆえ、爽快さが強く残る。元気に泣きたい人にはオススメ。
02シーソーの海
ボサ・ノヴァ・テイストの涼しげなサウンドに乗せて、真夏の夜の海辺で恋人と語り合うような場面が思い浮かぶ詞が印象的なナンバー。主人公の女の子の時間を惜しむ様子がことごとく伝わってきてハラハラし、まさにシーソー気分に酔わされる。
03まつげ
恐いくらいに人を好きになってしまった女の子の心情を綴ったナンバー。ピアノとドラムを中心としたシンプルなサウンドゆえ、ヴォーカルがいっそう感情を伝える。「キャンディーのにおいがする距離」など、相変わらず歌詞のディテールが秀逸。
04雲は白リンゴは赤 (instrumental)