ミニ・レビュー
1年7ヵ月ぶりのシングルには、待たせたファンへの思いと、新たな旅立ちという意味を込めた。ライヴで先行公開していたロック・ナンバーの(1)、ポップな(2)、しっとりとした(3)、メッセージを歌詞に込めた(4)と、変化に富んだ4曲を収録。
ガイドコメント
2006年7月リリースの4曲入りマキシ。インテリジェンスを感じさせる歌詞とTAKUROらしいメロディが魅力の会心作「恋」をはじめ、既にライヴで披露している「ROCK’N'ROLL SWINDLE」や「LAYLA」など、バラエティに富んだ内容。
収録曲
01ROCK'N'ROLL SWINDLE
苛立ちを隠せないような出だしからエッジを効かせて疾走していくバンド・サウンドとともに、突き抜けるサビへと展開するロック・チューン。“土砂降り”や“空振り”と歌うフレーズが印象的で、間奏ではサーフ風のギターが聴ける。
02誰かの為に生きる
空高く舞い上がるようなキャッチーなコーラスと澄みきった青空を連想させるクリアなロック・サウンドに、心が洗われていくような心地良い爽快感を覚える。ポップなメロディに導かれて視界が開けるようだ。TBS系『JスポーツスーパーサッカーPLUS』エンディング曲。
03恋
恋における脆くて繊細な心情を歌い上げたミディアム・スロー・ナンバー。情感たっぷりのメロディを、地に足の着いたバンド演奏が力強く支える。哀愁を帯びたハーモニカとともに、恋にまつわるさまざまなドラマを感じさせるバラードだ。
04LAYLA
“LAYLA”に語りかけながら、夢や優しさや愛情を取り戻していく。不安や迷いを抱えながらも信念を感じとれる歌声が、風が吹き抜けるようなサウンドに後押しされて響きわたる。うつむく人に勇気をくれるロック・ナンバー。