ミニ・レビュー
ヘンドリックスの新境地がうかがえる知的刺激に満ちた歌唱が素晴らしい。ロス・アンヘレスに捧げたラストの「鳥の歌」が心地良い余韻として全身を包み込む。詩の表現力で勝負しているだけに、日本盤の発売元にはスペイン語の歌詞に邦訳を付ける配慮が望まれる。
収録曲
グラナドス:
01ゴヤの色女 (マハ)
02抜け目なき伊達男 (マホ)
03歌声とギターのつま弾き (トラララとプンテアド)
04臆病な伊達男 (マホ)
05色女 (マハ)のまなざし
06愛と憎しみ
07わたしは通りをぶらつく
08板にもつかないおしゃれな娘たち
オブラドルス:
09愛するひとに
10あいして、お母さま
11髪は細やか
12ちいさなお嫁さん
モンサルバーチェ:
13ピアノの中のキューバ
14ハバネラの調べで
15ドスが自慢の伊達男
16黒人の子を寝かしつける歌 (黒人の子守唄)
17黒人の歌
グラナドス:
18夏至祭の夜明け
19泣けよ、心よ、それでいい
20クエンカの娘たちが松林へ行った
21泣くな、両の眼、それは違う
22あたしはただの小娘だから
23すてきなあなた
ファリャ:
24モーロ人の衣
25ムルシア風セギディーリャ
26アストゥリアーナ
27ホタ
28子守唄 (ナナ)
29うた (カンシオン)
30ポロ
31鳥の歌 (カタルーニャ民謡)
演奏
バーバラ・ヘンドリックス(S) ルーヴェ・デルヴィンゲル(P) (31)グスタフ・シェークヴィスト指揮 シェークヴィスト室内合唱団
録音
(1)〜(17)2005.8 (18)〜(30)2003.12 (31)2005.9