ミニ・レビュー
美脚満載のインナーはファン必見! だが、それ系に気を取られない人でも本作は今までよりも突き抜けた歌で見方を変えられる。基本的にR&B仕立てだが、(2)はKORN風味のヘヴィ・ロックを彼女のイケイケ・キャラでポップ化。けど凄みありで精がつく出来だ。
ガイドコメント
2006年7月リリースの32枚目のシングル。ロック・サウンド全開の「人魚姫」やアグレッシヴなダンス調の「With your smile」、R&B色の濃い「I'll be there」など、ヴァラエティに富んだ4曲入り。エイベックスの看板アーティストらしい充実した内容だ。
収録曲
01INTRODUCTION〜I'll be there〜
夏のまったりとした夕方の海を彷彿とさせるマキシ・シングル「4 hot wave」のイントロダクション。サウンドの合間にリピートされる“I'll be there for you”のフレーズに、彼女の可愛らしさ&優しさが感じられる。30秒と短いが、いつまでも余韻が耳に残る。
02人魚姫
キュートなタイトルとは裏腹なハードなロック・ナンバー。「愛されたいのに結ばれないなら、人魚姫のように泡になった方がマシ」という、熱い思いを綴った切ないラブ・ソング。激しいヴォーカルが唸るようなギター・サウンドにマッチ。
03I'll be there
夏のイメージ全開の爽やかなポップ・チューンだが、随所にR&Bテイストの要素をちりばめ、艶のあるヴォーカルでアダルトな彩りを演出しているのは、彼女ならでは。「そばで笑ってよ そばで笑いたい」という純粋な思いに、胸がキュンとさせられる。
04INTERLUDE〜JUICY・人魚姫〜
マキシ・シングル「4 hot wave」収録の2曲「JUICY」と「人魚姫」を絶妙にミックスさせた、ロック・テイストなインタールード。まばゆいほどに輝く夕日が水平線の彼方に沈み、ロマンティックな夜の世界へと導くような妖艶な雰囲気を感じるナンバー。
05JUICY
倖田來未のコンテンポラリーな魅力が表現された、オリエンタルなアレンジに心奪われるR&Bチューン。。灼熱の太陽の下での汗ばむほどの熱い恋愛模様を描いた詞は、彼女独特の“エロかっこよさ”をしっかりと体現した悩ましげな一曲だ。
06With your smile
R&BとJ-POPが絶妙なバランスでブレンドされた、アグレッシヴなダンス・チューン。夏らしい爽やかな開放感にあふれるサウンドにのせ、「君の笑顔がある限り頑張れる」という素直な気持ちを表現。聴けば聴くほどに元気になる、ビタミン・ソング。
07OUTRODUCTION〜With your smile〜
マキシ・シングル「4 hot wave」のアウトロは、ピアノとヴィブラフォンによるインスト・ナンバー。アップ・テンポな「With your smile」をミディアム・バラードに施したアレンジは、オルゴールのように温かく優しい仕上がりで、和やかな気持ちにさせる。