BUCK-TICK / 蜉蝣-かげろう-

ミニ・レビュー

2006年の夏はサマーソニックにも出演した彼らのシングルは、人気アニメ『xxxHOLiC』のエンディング・テーマ曲。もはやベテランの域に入っているが、自分たちの個性を十分見据えたナルシシズム・ビューティ路線をさらに深めようとしているのがわかる。

ガイドコメント

「ROMANCE」から約1年半ぶりとなるシングル。タイトル曲はCLAMP原作の人気アニメ『×××HOLiC』のエンディング・テーマで、彼らならではのポップ・センスとダークな世界観が融合したインパクトのある楽曲となった。

ニュース

収録曲

01蜉蝣-かげろう-

独特なポップ・センスとダークネスに、和のエッセンスを調合。薄紅、夢、蜉蝣など不安定ながらも印象的なフレーズを散りばめ、儚げで耽美な世界を構築している。ピアノの旋律も幻想的な、ゴシック・ロックを基調とした美しい1曲。

02空蝉-ウツセミ-

「蜉蝣」の流れを汲んだ和風ゴシック・ロック。ゆったりとした優しいメロディ・ラインで、感傷的なフレーズを震えるようなヴォーカルがなぞる。突如挿入される「ママ」という歌詞だけがはっきりとした存在を感じさせ、象徴的。

タイアップ

アーティスト

BUCK-TICK
群馬県出身のロック・バンド。メンバーは櫻井敦司（vo）、今井寿（g）、星野英彦（g）、樋口豊（b）、ヤガミトール（ds）の5名。前身バンド“非難GO-GO”を母体に1985年に結成、87年にメジャー・デビュー。翌年の1stシングル「JUST……