ミニ・レビュー
ややハスキーな歌声が紡ぐ、国籍も性別も時空も超えた世界観のスケールの大きさにまずびっくり。4曲入りのマキシだが、アルバム1枚分の重量感がある。好きなミュージシャンにセリーヌ・ディオンやホイットニー・ヒューストンを挙げるが、その現代的解釈が見事。
ガイドコメント
2006年8月リリースのシングル。清涼感あふれるサウンドと彼女の高い歌唱力が味わいどころの夏らしい1曲。DVDには同年4月に渋谷クラブ・クアトロで行わわれたライヴの模様を収録。
収録曲
[Disc 1]
01Hold on to a dream
独特のハスキー・ヴォイス、深い情感をたたえたヴォーカリゼーションから、愛しい人に対するあふれんばかりの想いが伝わってくる、オーセンティックなバラード・ナンバー。ドラマティックに展開していくサビは、まさに鳥肌モノ!
02Let's start from here (original)
アコースティック・ギターを中心としたオーガニックな音作りによる、英語詞のミディアム・ロック・チューン。ほんのりとビートルズ的なフレイヴァーを匂わすメロディ・ラインも、彼女の声質によく似合っている。
03Secret Garden (Under the Stars mix)
70年代初期のサイケデリア〜80年代後半のアシッド・ジャズなどを彷彿とさせる、酩酊感たっぷりのリミックス。身体の深い場所にまで響いてくるベース・ライン、そのうえで奔放に舞うメロディに恍惚とさせられる……。
04Rescue Me (original)
70〜80年代の良質のアメリカン・ポップスやAORを想起させる、普遍的な魅力をたたえたミディアム・バラード。洗練の限りを尽くしたアレンジ、繊細に構築されたコーラス・ワークをじっくりと楽しんでほしい。
[Disc 2]〈DVD〉
01Hold on to a dream (Video Clip)
〈Interview&spring live 2006“Landscape”〉
02Rescue Me〜おまじない〜Bring it on
03Glory of Life
04Like There Is No Tomorrow