ミニ・レビュー
エレキ・ギター・サウンドの無邪気な冒険野郎が寺内タケシだ。64年発表の『ビート!ビート!ビート』から86年の『日米エレキ大合戦 寺内タケシVSノーキー・エドワーズ』までの10作品が紙ジャケ仕様で登場。エレキ・サウンドの楽しさ、テクニックを披露し、その醍醐味を堪能できる作品群の中でも、人気の高い69年発表の『レッツ・ゴー「運命」』ではクラシックの名曲を、エレキ・ナンバーにしている。考えようによっては、冨田勲に比較できるサウンド・メイカーだとも思わせる。それが無邪気に展開されているのが嬉しいところ。民謡や俗謡などの三味線音楽をエレキで聴かせた65年の『レッツ・ゴー・エレキ節』と津軽三味線に挑んだ74年の『津軽じょんがら』では、エレキ・インストの至宝といえる演奏。海外のエレキ・インスト・ファンの間で今も高い人気を得ているわけだ。