ミニ・レビュー
東京大田区のご当地ソングで注目されるラップ・チームが、超個性派俳優とコラボレーション。(1)はウィットの利いたコミック・ソングだが、グリッターなディスコ・ナンバーをバックにドラマ仕立ての巧みなライムが印象的。このミクスチャー加減に才能を感じる。
ガイドコメント
大田クルーの2ndシングルは、温水洋一との異色コラボ作品。いつもは存在感のないダメなサラリーマンが輝ける場所を再発見。次第に周りの見る目も変わっていくという、ちょいサクセスなストーリーだ。
収録曲
[Disc 1]
01マハラジャスーパースター
個性派俳優“ぬっくん”こと温水洋一をフィーチャーした、グリッターなディスコ・ナンバー。温水のキモかわいさとコント仕立てのライムがハマって、フロアを盛り上げること必至の快作。TBS系『サンデー・ジャポン』エンディング・テーマ。
02ウッとしてハッ!
お囃子のリズムをベースに繰り広げられる、新生・阿波ダンス・ナンバー。笛や太鼓の絡み、テキヤの口上など、祭りのにぎわいをカジュアルな音に落とし込むセンスに拍手。日本人のDNAで楽しめる、ヒップホップの新たな潮流がここにある。
03おい!お前ちょっと話しがある
全編に俺様節が炸裂するアツいメッセージ・ソング。押し付けがましさが感じられず、その主張にグッと引き込まれてしまうのは、綺麗ごとではなく、強さや辛抱を持ち合わせた本音をさらけ出しているから。骨太なヒップホップ・チューンだ。
[Disc 2]〈DVD〉
01マハラジャスーパースター (ビデオクリップ)