サム・ムーア / オーバーナイト・センセーショナル

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サム・ムーア / オーバーナイト・センセーショナル
CD
ミニ・レビュー
名ソウル・デュオ、サム&デイヴのサム・ムーアのアルバムはなんとも豪華。故ビリー・プレストンからスティングまでいろんなスター/マスターを相手役におき、ソウルの名曲を喜々として歌う。組み合わせの妙、あり。そして、味ある張りのある声に胸がいっぱいになる。
ガイドコメント
史上最高のソウル男性デュオ、サム&デイヴのサム・ムーアと、クラプトン、ボン・ジョヴィ、スティングほか超豪華ゲストとの夢のゴージャス・コラボレーションが実現した、スペシャル企画盤。
収録曲
01I CAN'T STAND THE RAIN
邦題「雨に打たれて」で知られる名曲。ゲストにカントリー・シンガーのワイノナが迎えられ、圧倒的なヴォーカル・パフォーマンスを披露している。サビのリフレインで締めくくるラストでは、サムとの自由な掛け合いを楽しんでいる。
02BETTER TO HAVE AND NOT NEED
サムの古くからの友人だというブルース・スプリングスティーンとの共演を果たした、ノリのいいロックンロール。即興のジャム・セッションのように掛け合う2人の息はピッタリで、聴いているこちらまで楽しい雰囲気にさせてくれる。
03BLAME IT ON THE RAIN
ダイアン・ウォーレンの作品を、“アメリカン・アイドル”出身の女性シンガー、ファンテイジアとともにカヴァー。甘い音色のギターがゆったりと流れるスウィート・ラブ・ソングで、さらりと歌い上げるダイアンの歌唱も曲にマッチしている。
04LOOKIN' FOR A LOVE
スネアの連打で始まる短いイントロが、曲全体の印象を決定づけている軽快なナンバー。乾いたヴォーカルで、サムとはまた違ったスパイスを加えているのはジョン・ボン・ジョヴィ。ラストのサムの笑い声がなんとも嬉しそうだ。
05AIN'T NO LOVE
イギリスのソウル・シンガー、スティーヴ・ウィンウッドをゲストに迎えたフュージョン……なのだが、サムとスティーヴ2人の歌声は、ちょっと聴いただけではどちらがどちらかわからない。見事に融合したヴォーカルを聴き比べてみよう。
06NONE OF US ARE FREE
ダウナーでスリリングな面持ちを持ったダークな1曲。ここでサムと共演しているスティングが放つオーラは、これ以上ないほど曲の雰囲気にはまっており、より深遠な印象を与えている。サムに負けない強烈な存在感はさすがだ。
07IT'S ONLY MAKE BELIEVE
アメリカン・ミュージックのクラシックともいえるスタンダードなラブ・ソング。マライア・キャリーとヴィンス・ギルによるコーラスに注目。特にマライアは最大の魅力であるハイトーン・ヴォイスを惜しみなく披露し、曲に花を添えている。
08DON'T PLAY THAT SONG
思わず手をたたき、踊って、一緒に歌いたくなる陽気なスウィング・ジャズで、ぴったりと息の合ったブラス・バンドの演奏が気持ち良い。ベン・E・キングやアレサ・フランクリンも歌い大ヒットした、開放感と幸福感に満ちた1曲。
09IF I HAD NO LOOT
トニ!トニ!トニ!のヒット曲のカヴァーだが、ゲストのヴァン・ハント、ニッカ・コスタのヴォーカルが単調さを感じさせず、飽きのこない作品に仕上げている。ビリー・F・ギボンズによるファンキーなギターも魅力的だ。
10RIDING THUMB
厚みのあるコーラスなどゴスペル色が強い、ピアノとブラスが自由に駆け回るアッパー・チューン。カントリー・シンガーのトラヴィス・トリットをフィーチャー、スティール・ギターはゴスペル・グループを率いて人気のロバート・ランドルフだ。
11WE SHALL BE FREE
ガース・ブルックスのヒット曲を、世界最高峰のロック・ヴォーカリスト、ポール・ロジャースをゲストに迎えて送る。彼の特徴でもあるソウルフルな歌唱がこの曲のテイストにしっかりとはまっており、まったく違和感がない。
12YOU ARE SO BEAUTIFUL
本曲収録アルバム『オーバーナイト・センセーショナル』の制作中に他界した、ビリー・プレストンが産んだ名曲をカヴァーした感動的なバラード。ズッケロ、ロバート・ランドルフに加え、ギター・ソロにはエリック・クラプトンが参加。サムが情感たっぷりに歌い上げている。
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳
アーティスト
  • サム・ムーア(SOUL / R&B / USA / 1935)
    1935年10月12日生まれ、米・フロリダ州マイアミ出身のソウル/R&Bシンガー・ソングライター。本名はサミュエル・デヴィッド・ヒックス。ムーアは継父の姓。ゴスペル歌手として活動していた際、61年にデイヴ・プレイターと出会い、サム&デイヴを……
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