ミニ・レビュー
SMAP、Lead、HALCALIへの楽曲提供でも知られるシンガー&ラッパーのナイス橋本のデビュー・シングル。バウンス16ビートのナンバーで、ヒップホップというよりも小沢健二の早口メロディのような、どことなく暖かみのあるラップが心地よい。
ガイドコメント
TOKYO FMの人気番組『SCHOOL OF LOCK!』から登場したMC/シンガーの1stシングルは、“君は君のままでいい”と優しく励ましてくれるメッセージ・ソング。ファンキーなラップも絶妙だ。
収録曲
01キミは君★
軽快なバウンス16ビートが駆け抜けていくメジャー・デビュー・シングル。親しみやすく軽快なラップ、メロディアスで印象的なサビ、ポップでカラフルなトラックと、キャッチーな要素が満載のヒップホップ・チューン。“君は君のままでいい”など日常を描いたリリックにも共感させられる。
02lady
アコギをフィーチャーし、ジャズやブラック・ミュージックの影響を感じさせるグルーヴィなナンバー。僕だけの愛しの“lady”と過ごす情景を、飾らない言葉で描いた詞とポップなメロディが絶妙に融合。A面になってもおかしくないほどのクオリティを持った、グッド・トラックだ。
03maple syrup (7cc mix)
村カワ基成のアコギを配した、インストゥルメンタル風のアプローチによって構築されたフューチャー・トラック。“歌モノ”ではなく、ビートが走るハウス・トラックだが、ラストに“Thank You”という言葉を隠し味的に並べて、リスナーへの感謝とほどよい秋の演出を施しているのがニクイ。
04beautiful days (i-dep mix)
インディ時代のミニ・アルバム『nice to meet you』に収録されていたトラックを、クラブ・シーンで活躍中のi-depがリミックス。オリジナルはスタンダードなヒップホップ・スタイルだが、フューチャー・ジャズ風のアクセントを採り入れることで、スタイリッシュなサウンドを構築している。