ミニ・レビュー
23枚目のシングルは、傷つくことを恐れて一人自由に生きるよりも、たとえ傷つき涙しても二人で歩く向こうには新しい喜びがある、と歌うミディアム・テンポのバラード。日常生活のさりげないエピソードを通して、二人の愛が育まれていく様子が伝わってくる温かな曲だ。
ガイドコメント
2006年、バンド結成10周年を迎えるTRICERATOPS。「トランスフォーマー」「33」に続いて放つシングルは、心地良く体を揺らしてくれるミディアム・バラード。ベテランらしい貫禄を感じる仕上がりだ。
収録曲
01僕らの一歩
愛する人とのエピソードをたどりながら、1人より2人の楽しさや愛することの素晴らしさ、理解することの深さを歌うミディアム・バラード。弾むようなリズム隊によるサウンドが、愛に包まれて幸せな2人の鼓動を表現しているようだ。
02ブレーカー
重低音の力強いビートが弾む、オーソドックスなロックンロール・ナンバー。自然と踊り出したくなるようなリズミカルなサウンドにリード・ギターのエキセントリックなリフが絡む演奏は、リスナーをゴキゲンにさせてくれる。
032020
レコード会社移籍後第1弾となった15thシングル。2020年という未来の情景を想起する詞でありながらも、懐旧感のある淡々としたシンプルなロック・サウンドで攻めている。しっとりとした和田のヴォーカルにも注目。