ミニ・レビュー
森麻季のソロ第2弾。今回はコロラトゥーラのアリアなどを交えた聴き応えのあるもの。持ち前の美声を活かして、非常に美しく仕上がっている。あまり生々しくないところが彼女の特徴ではあるが、「狂乱の場」などは、もう少し生々しくてもいいんじゃない?
ガイドコメント
デビュー盤から約2年ぶりとなる2ndアルバム。前作の多彩な選曲から一転、本作はイタリア・オペラの有名アリアを集めた、森の実力を存分に聴かせるアルバムに仕上がっている。森の思いが乗り移った名アリア集といえる。
収録曲
01歌劇「シャモニーのリンダ」〜私の心の光 (ドニゼッティ)
02歌劇「夢遊病の女」〜ようこそ皆さん…私にとって今日という日は (ベッリーニ)
03歌劇「ランメルモールのルチア」〜彼のあのやさしい声が (狂乱の場) (ドニゼッティ)
04歌劇「清教徒」〜あなたの優しい声が (ベッリーニ)
05歌劇「セビリャの理髪師」〜今の歌声は (ロッシーニ)
06歌劇「椿姫」〜不思議だわ…花から花へ (ヴェルディ)
07歌劇「ラ・ボエーム」〜私が街を行けば (ムゼッタのワルツ) (プッチーニ)
08歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん (プッチーニ)
演奏
森麻季(S) 大勝秀也指揮 ヴロツワフ・スコア・オーケストラ