ミニ・レビュー
ピストルズやクラッシュと並ぶロンドン・パンクの立役者、シャム69の3作品が紙ジャケで登場。78年の1作目『テル・アス・ザ・トゥルース』は当時、A面がライヴ、B面がスタジオ録音の異色作だったが、バンドの勢いと当時の生々しさが伝わるライヴは圧巻で、ボーナス8曲も貴重。同じく78年の2作目『ザッツ・ライフ』は、シャム69版『四重人格』と絶賛されたコンセプト作品で、曲構成から演奏まで著しい成長を遂げた力作。解散発表後に発表した79年の3作目『ジ・アドヴェンチャーズ・オブ・ハーシャム・ボーイズ』は、不公平な社会や退屈な日常に対する疑問や怒りを歌った彼ららしい作品で、ヤードバーズの名カヴァー曲ほか、ライヴを含むボーナス8曲も聴きものだ。
ガイドコメント
ジミー・パーシー(vo)率いるパンク・バンドの、1978年発表の1stアルバム。労働者階級層のイデオロギーを特徴とする、いわゆる“オイ・パンク”の先駆者として熱狂的なファンを生んだ。半分はライヴ音源という変則的な作品になっている。
収録曲
〈LIVE SIDE〉
01WE GOTTA A FIGHT
02RIP OFF
03ULSTER
04GEORGE DAVIS IS INNOCENT
05THEY DON'T UNDERSTAND
06BORSTAL BREAKOUT
07FAMILY LIFE
08HEY LITTLE RICH BOY
09I'M A MAN, I'M A BOY
10WHAT ABOUT THE LONELY?
11TELL US THE TRUTH
12IT'S NEVER TOO LATE
13WHO'S GENERATION!
14WHAT HAVE WE GOT?
15I DON'T WANNA
16RED LONDON
17ULSTER
18BORSTAL BREAKOUT
19GEORGE DAVIS IS INNOCENT
20THEY DON'T UNDERSTAND
21BORSTAL BREAKOUT