ミニ・レビュー
抜けるようなポップ・サウンドを奏でる彼らのイメージとは異なり、本作は、エッジの利いたミディアム・ロックであり、また歌詞は“逡巡”ともいえる人生的なテーマで重量感が感じられる。しかし、その“ほの暗い”部分が艶を持った新たな魅力になっている。
ガイドコメント
2006年10月発表のシングル。従来のファン以外にも受け入れられそうな、間口の広いメロディアスな好ナンバーだ。デビュー11年に突入しても精力的な活動を展開する彼らの、さらなる成長を予感させる。
収録曲
01stain
2006年3月リリースのアルバム『We』からのシングル・カット曲。ピアノとドラムスで叩き出すスローなロック・サウンドのなかで、生まれ育った町への思いを歌い上げている。松岡充の低めのシャウトが、ドーンと胸に響いてくるナンバーだ。
02go ahead and try
リズミカルなドラムスが印象的なポップ・ロック・ナンバー。未来が不安でも逃げられやしない……と、辛い現実を表現した歌詞なのだが、ヴォーカルと曲調は非常に明るくて耳当たりがいい。松岡風の人生応援歌となっている。
03stain (instrumental)
04go ahead and try (instrumental)