ミニ・レビュー
ジョーダンが残した作品中もっとも野心的な一枚。チェリーの加わった前半とドーハムの加わった後半。どちらも素晴らしい内容だが、とりわけ不思議な静寂感とアグレッシヴな音楽性が共存した(1)が印象に残る。これぞジョーダンが示した新境地だった。
ガイドコメント
ジャズ喫茶全盛期の1971年に発表された人気盤(1969年録音)。バップを追求し続けたジョーダンのテナーはもちろん、冒頭曲でのドン・チェリーとウィントン・ケリーのソロが絶品だ。
演奏
Clifford Jordan(TS) Julian Priester(TB) Wynton Kelly(P) Richard Davis,(1)(3)Wilbur Ware(B) (1)(2)Don Cherry,(3)(4)Kenny Dorham(TP) (1)(2)Albert Heath,(3)(4)Roy Haynes,Ed Blackwell(DS)