ミニ・レビュー
シングル6枚目。(1)は、ひと夏の恋人を浜辺で想うミディアムな楽曲。(2)は、恋人の移り気に不安な女性を描いた疾走感のある楽曲。(3)は、不器用で優しい恋人を想ったギターでの弾き語り。どれもYUIの幼さと一途さの共存するヴォーカルが情景をリアルに想起させる。
ガイドコメント
「Good-bye days」の大ヒットに続くシングルは、季節はずれの鎌倉で“あの夏”や“彼女との日々”を思い浮かべながら、切なくも素直に描いた、YUIならではのオリジナル・ナンバー。
収録曲
01I remember you
「季節はずれの海岸でひと夏を過ごした彼女をいつまでも憶えている」と歌う男性が主人公のフォーク調バラード。YUIの幼さと一途さが共存するヴォーカルが「僕」の決意をより強固に感じさせる、6thシングル。
02Cloudy
恋人の浮気の気配を感じ、問いただす前後の感情の機微を描いた、疾走感あふれるナンバー。かき鳴らされるギター・サウンドが聴き手にも不安を伝染させる。「会えない時は携帯メールだけでも」と願うイマドキ感もリアルだ。
03Good-bye days (YUI Acoustic Version)
映画『タイヨウのうた』主題歌となった5thシングルのアコースティック・ヴァージョン。壮大なストリングス・アレンジが悲劇的な結末を想起させる原曲に対し、弾き語りの本作では「不器用だけど優しい彼がそばにいる」という歌詞がぐっと近く感じられるのが興味深いナンバーだ。
04I remember you (Instrumental)