ミニ・レビュー
デヴィッド・アレン、ジリ・スマイス、スティーヴ・ヒレッジが脱退してからのゴングは、打楽器奏者ピエール・ムーランの統率の元で再出発を計ったが、そのムーラン率いるゴングが、79年から81年に発表した4枚が再発された。マイク・オールドフィールドやスティーヴ・ウィンウッドを迎え、フュージョンとサイケデリックの結節点を探る『ダウンウインド』。スティーヴ・ライヒ的なミニマリズムが全開になった前半と、アラン・ホールズワースが流麗なプレイを聴かせる後半の対比が鮮やかな『タイム・イズ・ザ・キー』。代表曲を網羅したライヴ盤にして、演奏力の高さをこれでもかと見せ付ける『ライヴ』。サックス奏者のチャーリー・マリアーノを迎えた長尺のジャズ・ロックが印象的な『リーヴ・イット・オープン』。いずれのアルバムも、今なお古びた印象を与えず、鮮烈。
ガイドコメント
デヴィッド・アレン(元ソフト・マシーン)脱退後の“ゴング”が、バンド名を改めて1979年に発表したアルバム。豪華ゲスト陣のソロを随所でフィーチャーしたジャズ・ロックで、スケールの大きいサウンドが特徴的だ。