矢井田瞳 / IT'S A NEW DAY [CD+DVD] [限定]

ガイドコメント

2006年11月発表の6thアルバム。「爽健美茶」CMソング「Go my way」やフジテレビ系ドイツ・ワールドカップ・テーマ曲「STARTLiNE」など、話題曲が満載。1度聴いたら忘れられないメロディのインパクトの強さはさすがだ。

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チャート

収録曲

[Disc 1]

01御堂筋 PLANET

彼女の生まれ故郷である大阪を歌った、ポップなご当地ソング。打ち込みや軽快なブラスを織り込み、ドライで開放的な雰囲気に仕上げている。御堂筋や淀川、展望台が詞に歌われ、大阪の地理感がある人を嬉しい気分にするナンバーだ。

02やさしい手

ヤイコが吹くティンホイッスルが、牧歌的な雰囲気を漂わせるミディアム・ナンバー。ウデゥやコンガ、ジャンベ、グロッケンなどさまざまな楽器の音色も楽しめる。愛する人への愛情と感謝の心をユーモラスな詞で伝えている。

03STARTLiNE （it's a new version）

力強く打たれる4ビート・ドラムが、パンチの効いたライヴ感を生み出すロックンロール。ちょっぴり男勝りな歌い方が、力強くも可愛らしい。“どんな強敵にも背中を見せず立ち向かう”という前向きな思いが込められている。

04地下室の渦

歪んだギターのフレーズが力強いロック・ナンバー。迷いながらも懸命に生きようという飾らない詞を、感情の起伏を表現した豊かな歌声で綴っていく。鳥や動物の鳴き声を模した音が、考えごとをしながら森の道を歩く主人公の姿を想像させる。

05キッチン

恋人と仲直りしようと思いながらシチューを作るという、ゆったりとしたテンポのキュートなラブ・ソング。“ローリエ”“ジャガイモ”“ブロッコリー”などの言葉も詞に出てきて、サウンドと相まって絶妙に調理されている。

06初恋

優しいピアノの旋律が甘く切ないラブ・ソング。彼女には珍しい静かなピアノの伴奏に、遠い昔に別れた恋人を思い出すホロ苦い歌詞が乗る。温かいメロディに差し込まれるストリングスが、美しい詩情を描き出しているナンバーだ。

07Go my way

スピード感あるドラムのイントロが印象的な「新・爽健美茶」CMソング。軽快なアップ・テンポの曲で、疾走感のあるストリングスもうまく使われている。不安を乗り越えていこうという曲にぴったりのサウンドだ。

08ミッドナイトスナック

スウィング・ジャズに挑んだ、野性的かつ躍動味あふれるナンバー。骨太なベース音がファンキーに響きわたり、性急なサウンドに毒を含んだ怪しい詞が踊っている。愛人の視点から書いた詞が、妖艶な夜のムードを伝えてくるようだ。

09何もやりたくない

“何もやりたくな～い”と繰り返す、虚脱感が漂う自由奔放なロック・チューン。頭に浮かぶ脈絡のない言葉を繋いだ詞が新鮮。ほどよく気の抜けた音を背景に、最後は男の子たちも一緒に“何もやりたくな～い”と叫ぶ、自堕落な雰囲気が心地よい。

10Tea-time

叙情的なマンドリンの音色が、まったりとした雰囲気を演出するミディアム・ナンバー。飾らないのびのびとした歌声からは、彼女の優しい温もりが伝わってくる。リズミカルなドラムの音を背景に、心から通じ合う男友達の大切さを歌っている。

1137.0℃

暗く危うい感情を巧みな音の転調で表現した、難易度の高いロック・ナンバー。物悲しく静かなピアノ演奏にエレキ・ギターが重なり、重厚感を増していく演奏が素晴らしい。揺れ動く感情をファルセットで歌うなど、豊かな表現力も感じさせる。

12おやすみ

ギターのシンプルな演奏に、エレキ・シタールとチェロの旋律が優しいバラード。弓の摩擦音など生音にこだわった演奏と愛しい人を受け入れる母性的な詞が、温かく心に届いてくる。伸びやかな歌声も眠りを誘うように柔らかい。

[Disc 2］〈DVD〉

01Go my way （PV）

02初恋（PV）

03STARTLiNE （LIVE from“爽健美茶限定矢井田瞳LIVE”）

タイアップ

アーティスト

矢井田瞳
1978年7月28日生まれ、大阪府豊中市出身のシンガー・ソングライター。愛称は“ヤイコ”。19歳でギターを始め、楽曲制作を開始。2000年7月にメジャー進出＆“YAIKO”名義で英デビュー。シングル「my sweet darlin'」でブレ……

同時発売作品
矢井田瞳 / IT'S A NEW DAY
ZZCD-80023 3,142円（税込） 2006/11/22 発売

青空レコードからの初めてのアルバムで、通算６枚目。全曲をフィジカルなバンド・サウンドで通し、彼女のパワフルかつポジティヴなヴォーカルがいっそう生かされている。等身大の心情を綴ったラブ・ソング的な歌詞も……