ミニ・レビュー
清春の10枚目のマキシ・シングル。テレビ東京系アニメ『ヤマトナデシコ七変化』のエンディング・テーマの(1)をはじめ、色気のある歌声で感情を込めて歌い上げた3曲はどれも、清春の圧倒的な存在感を表わした楽曲となっている。
ガイドコメント
TVアニメ『ヤマトナデシコ七変化』のエンディング・テーマでもあるこの曲は、壮大なラブ・ソング。清春ファンだという、アニメ原作者のはやかわともこのリクエストにより実現したシングルだ。
収録曲
01カーネーション
テレビ東京系アニメ『ヤマトナデシコ七変化』エンディング・テーマ。テーマは黄色いカーネーション。その花言葉は軽蔑や嫉妬、薄れゆく愛だとか。そんな愛の切なさを投影したような美しいメロディ・ラインを、憂いのあるヴォーカルで表現している。
02MELANCHOLY (long version)
1stソロ・アルバム収録曲のロング・ヴァージョン。緩急のあるスパニッシュ・ギターに乗せ、夢うつつの哀しみが歌われている。単なる長めのアレンジではなく、切ないイメージが前面に押し出された楽曲に生まれ変わっている。
03adore
自然と体が乗ってくる、ポップで耳あたりの良いミディアム・チューン。涙する恋人に「明日も一緒だよ その後も……」と告げる、男の優しい心情がテーマだ。清春が聴かせる極めつけの優しい歌い方に、女でなくとも惚れそう!