ミニ・レビュー
言わずと知れた人気ドラマのメンバーが、KTCCのMCUとタッグを組んだ。(1)は映画のテーマ・ソング。“地元”という場所に対する、愛着とか不満とか野暮ったさとか気恥ずかしさとか、どうでもいいけど普遍的な感情が全部この一曲に詰め込まれている、冗談みたいな名曲。
ガイドコメント
完結編となる映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』のテーマ曲。“キャッツ”のメンバー5人とMCU(Kick The Can Crew)がコラボした切ないナンバーだ。作詞には脚本の宮藤官九郎も参加している。
収録曲
01シーサイド・ばいばい
映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』テーマ曲。おなじみの5人組とKICK THE CAN CREWのMCUによる地元“木更津”へのオマージュで、“やっさいもっさい”のリフレインと漫然としたリズムがなんとも切ない。作詞は映画の脚本を手掛けた、宮藤官九郎によるもの。
02KISARAZU Cat's'n Roll
キャッツ5人の出ばやしとしておなじみの、クールでコミカルなロックンロール。ネオロカビリーなギター・メロとシンプルなベース、アドリブを聴かせるホーン・セクションが相まって、ビッグバンド風のテイストを漂わせている。
03普通が一番
どことなく調子はずれなギターとつたなくも大らかに響くブルース・ハープが、バカ正直で憎めない“キャッツ”のメンバーを象徴している1曲。ドラマでもおなじみのメロディだが、これがドラマ終了とともに聴き納めとなると思うと、やっぱり泣けてくる。
04野球やろうぜ!
ドラマにて聴きなじみのあるメロディを骨っぽくアレンジした「シーサイド・ばいばい」カップリング。軽快なブルース・ハープと英詞のコーラスが洒落っ気たっぷりで、大いにはしゃいで盛り上がる楽曲だが、なぜかキュンとさみしい映画本編を思い起こさせるようなナンバーだ。