ガイドコメント
2006年11月発表のシングルは、彼らの叙情性が色濃く出たミディアム・チューン。前作「スロウレイン」同様、聴かせることを意識したメロディとドラマティックに展開する曲構成が魅力だ。
収録曲
01プリズムの夜
秋から冬へ移りゆく季節の夜空をテーマにしたミディアム・スロー・バラード。シンプルなギター・ソロから始まり、ストリングスを交えて壮大に広がっていくサウンドの中に、生きる哀愁が込められた自然描写がなされている。
02Dawn Chorus (inst.)
彼らが持つ音へのこだわりや信念が垣間見られる、インストゥルメンタル・ナンバー。タイトルは「暁の合唱」の意で、太陽の昇る前のときめきのようなものが感じられる。ギターとドラムの掛け合いが、次第に激しく盛り上がっていくのが印象的。
03シンプルストーリー (second line)
1stアルバム収録曲のリアレンジ。ジャズ界の大物ピアニスト・板橋文夫をゲストに、冒頭からジャジィなピアノが引っ張っていく。オリジナルと同じギター・コードだが、まったく異なるイメージで世の憂いを歌っている。