ミニ・レビュー
ヒップな感性で永くモッズたちに愛され続けているオルガン奏者/シンガーが、コロンビアに残した4作品。『リズム・アンド・ブルース・アット・ザ・フラミンゴ』(64年)は、フラミンゴ・クラブにおけるライヴの実況録音。趣味人としての粋な感性が感じられるデビュー作だ。2作目『フェイム・アット・ラスト』(64年)は、秀逸な選曲、人当たり良い歌唱からR&B/ジャズへの愛情と造詣の深さが伝わってくる傑作。初期代表作だ。『スウィート・シングス』(66年)は、ポップなテイストを強く打ち出した3作目。ミッチ・ミッチェルらバンド構成員の勢いあるプレイも聴きもの。『サウンド・ヴェンチャー』(66年)は、ビッグバンドとの共演による4作目。ジャズとR&Bを折衷させた持ち前のスタイルで歌う彼が、何とも楽しげ。いずれも超貴重音源を加えての嬉しい世界初CD化。★
収録曲
01NIGHT TRAIN
02LET THE GOOD TIMES ROLL
03DO THE DOG
04ESO BESO
05WORK SONG
06PARCHMAN FARM
07YOU CAN'T SIT DOWN
08HUMPTY DUMPTY
09SHOP AROUND
10BABY, PLEASE DON'T GO
11PARKER'S MOOD
12MONEY (THAT'S WHAT I WANT)
13MADNESS
14TOM HARK GOES BLUE BEAT
15HUMPTY DUMPTY
16ONE WHOLE YEAR BABY
17DO RE MI
18BEND A LITTLE
19I'M IN LOVE WITH YOU
20HUMPTY DUMPTY