シンコペーションを刻む緊張感のあるギターから始まる、ミディアム・ロック・ナンバー。「傷」という言葉を「『ナ』を足した 絆」と表現するところが文学的で、歌詞どおり「感情を刺激」させる。アルバム『Harvest』のオープニングだが、まるでアンコールのように華やかで爽快だ。

ベネッセコーポレーション「進研ゼミ」キャンペーン・ソング。前向きの歌詞にノリノリのサウンドは、聴く人に勇気を与えてくれる。作詞・作曲は長瀬智也。メンバーの自作曲がシングルで使われるのは初めて。

高らかなホーンと元気あふれるリズムの応援歌スタイルで、メンバー全員で大合唱している、TBS『サッカー・ワールドカップ・ドイツ大会』テーマ・ソング。日本代表の中村俊輔選手から託された言葉をタイトルに冠し、どこまでもポジティヴな曲に仕上げている。

中島みゆきが作詞作曲を手掛けた、日本テレビ系ドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』主題歌。コブシの効いた歌いまわしや歌謡曲のようなメロディに、昭和のニオイを感じるが、キーボードやギターのアクセントによって、TOKIOらしいバンド・アレンジに仕上がっている。

作詞を城島茂、作曲を国分太一が担当。メンバー5人の担当楽器のみのシンプルなサウンドで、透明感のあるギターやキーボードなどが爽やかに映えている。ライヴで観客が手を上げて盛り上がるのには、うってつけのナンバーだ。

ありきたりの生活でやり過ごし、立ち止まっていた自分の背中を押してくれた人への気持ちを綴るミディアム・ナンバー。アコースティック・ギターを中心としたしっとりとしたシンプルなサウンドに乗って、長瀬のヴォーカルがストレートに伝わってくる。

なにかが始まるような予兆を感じさせる打ち込みサウンドから、ザクザクした攻撃的なギターに乗るパワフルなヴォーカルへと展開するアッパーなロック・チューン。サウンドは激しいが、情緒あるメロディが切なさを醸し出して心打たれる。

作詞・作曲ともに城島茂が手掛けた、ホーンが効いた華やかなポップ・ナンバー。初々しいカップル（もしかしたら夫婦）の休日が描かれていて、行きたい場所は彼女が、食べたいものは彼が選ぶという、二人のやりとりが可愛らしい。

大好きな人の誕生日を祝福したいという思いをキュートに綴った、幸せに満ちあふれたポップ・ナンバー。ハンドクラップや弾むようなドラム、華やかなキーボードの音色など、聴いているだけでウキウキしてくるようなサウンドが展開していく。

メンバーの松岡昌宏主演のTBS系金曜ドラマ『夜王〜YAOH〜』主題歌。バンド・サウンドをバックにしたがえての歌謡ポップス風のメロディが絶妙に溶け合う。ピアノの音色が配されたアレンジも効果的で、“夢に向かって頑張ろう”と気力が沸いてくるロック・チューン。

作詞・作曲・編曲と国分太一が手掛けたナンバー。“腹立った”“腹減った”と「腹」について繰り返すコミカルな詞が印象に残るが、「ヤツ＝腹」という注釈から“ヤツを満たす壮大な夢”というフレーズが、空腹を満たすことと夢を叶えたい心境のダブル・ミーニングだとわかる。

長瀬智也が作詞・作曲・編曲を手掛けたアッパー・チューン。空腹の主人公（サラリーマン）の叫びを長瀬がストレートなヴォーカルで表現。“必殺サラリーマンダッシュ!!”などの遊び心にあふれる詞が満載で、食べ物を求めて走り回る主人公の姿が目に浮かぶようだ。

ダークなベースと分厚いギターのユニゾンが特徴的なミディアム・ロック・チューン。ドスのきいた低音ヴォーカルで、「イチかバチかの賭けで夢を見な」とスリリングに歌い上げている。欲望渦巻く妖しげな世界観が魅力だ。

山口達也が手掛けた、ヘヴィメタ色の強いアップ・テンポなロック・ナンバー。デス声のあとに1フレーズだけ奏でられる切なげなピアノの音色から、再びヘヴィメタ調へと展開してエンディングを迎えるという構成が斬新だ。

長瀬智也が作詞、作曲、編曲を担当した、疾走感のあふれるエネルギッシュなアッパー・チューン。さわやかなメロディと歪んだサウンドとのマッチングが絶妙で、つい気持ちが高ぶってしまう。ライヴでも盛り上がりそうだ。

36枚目のシングルは、彼らが出演した「Xbox360」CMソング。CMでのメンバーの手拍子は、本作にはなし。だが、聴いているうちに手拍子をしたくなる軽快なリズムが魅力だ。落ち込んだ時などに聴きたい、愛が詰まったピースフルなポップ・ロック・ナンバー。

松岡のどっしりとしたドラムが印象的な、アルバム『Harvest』のエンディングに相応しいミディアム・ナンバー。「喧嘩もしてしまうし、全然イケてないけれど、君だけのヒーローでいたい」と歌うラブ・ソングで、詞曲編曲ともに長瀬智也が手掛けている。