ミニ・レビュー
73年末のN響第九は名誉指揮者マタチッチを迎えこの年落成した渋谷のNHKホールで行なわれた。冒頭の主題提示から力が漲り巨匠の面目躍如たる名演である。ライヴゆえの粗さが散見され、独唱のスタイルも古風だが、ほとばしる情念と豪放な迫力は比類ない。
ガイドコメント
マタチッチ全盛期にNHK響を振って聴衆を熱狂させた、今や伝説と化したライヴの録音。ソリストも当時日本を代表する、中沢桂、春日成子、丹羽勝海、岡本喬生らが参加。第九演奏史上に1ページを刻む名演だ。
演奏
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮 NHK交響楽団 国立音楽大学合唱団 中沢桂(S) 春日成子(A) 丹羽勝海(T) 岡村喬生(BR)