ミニ・レビュー
男女4人組のセカンド・シングルは、大草原を吹き抜ける風のような圧倒的スケール感で描いた大地の歌。サウンドとメロディは土の匂いをポップに昇華した不思議な感触で、女性ヴォーカル・ひぃたんのハスキー・ヴォイスが大自然の呼吸のように響いてくる。★
ガイドコメント
「雷音」が好評を呼んだジンの2ndシングル。タイトル曲は、軽快なサウンドの中に宿る力強さが感じられるスケールの大きいナンバー。カップリングには、1stミニ・アルバムに収録された「片瞑り」のニュー・ヴァージョンなどを収録する。
収録曲
01マラカイト
草原を吹き抜ける風のような大きなスケール感で描かれた大地の歌。力強いリズムとメロディをポップにまとめた魅力的な曲で、ハスキーな女性ヴォーカルが感情の赴くまま大地の果てまで連れて行ってくれる。テレビ朝日系『草野☆キッド』エンディング・テーマ。
02もしも
小粋なビートを効かせたファンク・サウンドに、朴とつなアクセントの女性ヴォーカルを乗せた曲。内容は人生や生き方への警句やことわざを説いていて、より良く生きるためのゴスペル・ソングといえるかもしれない。
03片瞑り
夢、希望、愛、そして心までもとあらゆる物が街に溶けていくという不気味なテーマの曲。ハスキーなヴォーカルが人間の切なさを、単調なビートが街の非情さを示すようだ。デビュー・ミニ・アルバム『言錆の樹』のシークレット・トラックの新録ヴァージョン。