橘慶太 / 声 [廃盤]

ミニ・レビュー

w-inds.のリード・ヴォーカリスト、橘慶太のファースト・ソロ・アルバム。ここにはw-inds.でのダンス・ミュージックのイメージはまったくなく、バンドっぽいサウンドで生々しさにあふれている。等身大の歌詞も含めて、生身の橘慶太をさらけ出しているかのようだ。

ガイドコメント

w-inds.のヴォーカル、橘慶太の1stソロ・アルバム。彼の広い声域を生かしたヴァラエティ豊かなナンバーが満載。自ら作詞を手がけた先行シングル曲「道標」などでは、アーティストとしての才能も開花させている。

収録曲

01時代

“歪んだ世界だ”などと諦める前に、愛を叫んで手を差し伸べようという決意や意思を綴った、橘慶太自身の作詞によるナンバー。混沌とした現在で、なにかに頑張っている人へのさりげない応援もこめた、パワフルなメッセージ・ソングだ。

02道標

ソロ・デビュー曲にふさわしい、明るい未来が広がるようなさわやかなポップス・ナンバー。慶太のみずみずしいヴォーカルは、澄み切った青い空を見せてくれるようだ。テレビ東京系アニメ『家庭教師ヒットマンREBORN！』エンディング曲。

03キミノコエ

橘慶太が知人の結婚式に出席した際に感じた温かさや幸福感を綴った、優しさあふれるラブ・ソング。心を和ませてくれる安堵感が漂うバラードで、慶太の甘くて力強いヴォーカルに酔えるナンバーだ。

04キャンドル

終わってしまった恋を「素敵な恋だった」と懐かしむ、ちょっぴり切ないラブ・ソング。クリスマスの情景を彷彿とさせる詞にふさわしい明るいサウンドが、“もっと素敵な恋をしよう”というポジティヴさを表現している。

05恋愛道

苦しい想いをしても愛しい人を求めてさまよってしまうという、出口のない迷路のような恋愛にハマッてしまった男性心理を描いたナンバー。アコースティック・ギターの哀愁漂う音色と慶太の泣きのヴォーカルが、見事にマッチしている。

06ひだまりの花

温かさに包まれた幸せムードたっぷりのラブ・ソング。ふたりの恋を芽を出したばかりの「花」にたとえ、辛いことを乗り越えて、美しい花を咲かせていこうと綴る詞がロマンティック。優しさに満ちたほんわかサウンドも、詞とよくマッチしている。

07愛のカタチ（Acoustic Version）

慶太の理想の恋愛を描いたというナンバーは、ロマンティックな香りが満載。記念日にはロマンティックな場所で互いの好きなところを告げあいたいという可愛らしいフレーズに、女性ならば母性本能をくすぐられるはず。

08覚醒

昔懐かしいサイケなニュアンスを感じさせる派手なロック・ナンバー。自分の中に何かを強く求める情熱があるなら、ぬるま湯に浸かっていてはダメ、恐れずに突き進もうというメッセージが込められた作品。力強い詞に男らしさも感じられる。

09S.O.S.

人間はひとりじゃない。辛いとき、苦しいときは、意地を張らずに誰かに“S.O.S.”を出す勇気も大切……そんな想いを綴ったナンバー。ひとりで頑張らなくてもいいんだよ、と包み込んでくれる優しさがある。

10卒業

ストリングスとアコースティック・ギターの音色が優しく響くミディアム・バラード。もっと強くなって夢を叶えるため、新しい場所へと旅立つ時の心理を描いた作品で、お互い成長してまた会おうというポジティヴさも垣間見られる。

封入特典

アーティスト

KEITA（橘慶太）
1985年12月16日生まれ、福岡県福岡市出身のシンガー・ソングライター／プロデューサー、橘慶太のソロ・プロジェクト。2001年にw-inds.のメンバーとしてデビュー。歌とダンスで一躍トップ級の人気を誇るユニットとなり、中国・台湾・香港な……

同時発売作品
橘慶太 / 声 [CD+DVD] [限定][廃盤]
PCCA-02354 2,860円（税込） 2006/11/29 発売

w-inds.のヴォーカル、橘慶太の1stソロ・アルバム。彼の広い声域を生かしたヴァラエティ豊かなナンバーが満載。自ら作詞を手がけた先行シングル曲「道標」などでは、アーティストとしての才能も開花させて……