ミニ・レビュー
シングルとしては初となるラブ・ソングは、口笛のリフレインが印象的な聴かせる“歌もの”バラード。ここ最近のラテン・テイストをまぶしたサウンドとは色合いの異なるクールなトラックが新鮮に感じる。哀愁メロ炸裂、泣き曲の(2)はKj本人出演の“kissmark”CMソング。
ガイドコメント
2006年12月発表となるDragon Ashのシングル。印象的な口笛ではじまる、落ち着いたテンポのラブ・ソングに仕上がっている。渋めの声でやわらかいメロディを歌うKjのヴォーカルと、奥行きのあるサウンドが魅力。“倍テン”になる中盤も実にユニークだ。
収録曲
01夢で逢えたら
繰り返される口笛が静謐な冬の情景を映し出す。シングルとしては初となるラブ・ソングで、Kjの柔らかいヴォーカルが心に沁みるウィンター・チューン。淡々としながらも中盤で押し寄せる熱いビートの波、深みのあるサウンドは聴き逃せない。
02Rainy
Kj本人出演の「kissmark」CMのために書き下ろされた、泣きメロが炸裂する哀愁チューン。メランコリックなラテン・テイストのサウンドと次第にエモーショナルになっていくKjのヴォーカルが、切ない余韻を残す。
03Ivory (UP、Bustle&Out Remix)
イギリスのブレイクビーツ集団、UP,Bustle&Outによるリミックス・ヴァージョン。トルコの女優&歌手であるSevval Samをフィーチャーし、鶏の鳴き声やヴァイオリンの音を採り入れることで、エキゾチックな色合いが強くなっている。
04few lights till night (UP、Bustle&Out Remix)
トルコの女優&歌手Sevval Samの声が、ガット・ギターの柔らかな音とKjのヴォーカルに絡むリミックス・ヴァージョン。ラテン色の濃いリミックスを手掛けたのは、UKのNINJA TUNEレーベルから作品をリリースしているUP,Bustle&Out。