ソロを中心に活動していたTRFの再始動幕開けとなった、前作から6年ぶりとなるシングル曲。前向きな歌詞とアップ・テンポなメロディで、タイトルどおりワクワクするような新たな“始まり”を感じさせる一曲だ。

稀代のメロディメイカー、小室哲哉の黄金律が炸裂したTRFのメガヒット・ナンバー。Aメロ、Bメロ、サビをひっくり返して構成したかのような、強引とも言えるフレーズの重ね技が気持ち良い。

ヴォーカル＋サウンドクリエイター＋ダンサーという変わった編成で、日本初のレイヴ・ユニットとなったTRFの代表曲。TMNの活動を終了させた小室哲哉が、ミリオン連発で一時代を築く口火となった名曲だ。

ファンの間でも人気のスロー・ナンバー。今はもういなくなってしまった人との大切な思い出を歌っており、南の島の穏やかで優しい情景がゆったりとしたメロディとともに広がり、切なくも温かな気持ちをもたらしてくれる。

YU-KIの高音の通った声がアップ・テンポなメロディに心地よく跳ねるポップ・ナンバー。誰もが望んでいる「Love＆Peace」。仰々しくも感じるような壮大なこの希望を、説教っぽくなくサラリと歌いこなしている。

鈴の音から始まるアップ・テンポなダンス・ナンバー。一人で夜を過ごさなければいけないときでも、「新しい明日」を迎えようとする前向きな気持ちを歌っており、疾走感のあるメロディとYU-KIの力強い歌声が元気をくれる。

TRFらしくダンサブルであると同時に、珍しく情熱的でミステリアスな雰囲気も漂うナンバー。YU-KIの歌声にもどことなく色気が漂っている。シンセで作られたギターのサウンドが、うねるように鳴り響くさまにも注目だ。

ゴスペル調のスロー・ナンバー。YU-KIの高音の声に重量感のあるコーラスが重なり、曲に厚みが増していく。そのゆったりとした壮大なメロディに大切な人への温かい気持ちがぎっしりと詰まっており、聴く人の心に響く作品となっている。

小室哲哉のプロデュースを離れ、初のセルフ・プロデュースとなった18枚目のシングル曲。m.c.A・T（作曲はAKIO TOGASHI名義）の詞曲らしい前向きなアティテュードを活かした、YU-KIの力強い歌声と勢いを感じさせるダンサブルなポップ・ソングに仕上がっている。

小室哲哉がメロディを出し惜しみせず、天下の宝刀でヒットを連発した時期、小室ファミリーの中でも圧倒的な名曲量を誇ったTRF。本作もTM NETWORK直系の、泣きツボをついた良質なメロディ。

楽曲提供とアレンジを小室哲哉が担当。一聴して彼のサウンドとわかる90年代のテイストを含む、単に懐かしいだけではない厚みのあるサウンドが魅力的。YU-KIのヴォーカルも力強く響くアッパー・ダンス・チューンだ。

ミリオン・ヒットを達成し、95年の第31回レコード大賞受賞曲となった10枚目のシングル曲。70年代を彷彿とさせるディスコ調で、ソウル・クラシックスを採り入れた斬新さが魅力。「Anyway you want〜」と歌うサビがキャッチーなナンバー。

TRFが作り出すダンス・ミュージックの根本のような楽曲。ほとんど歌詞がなく、シンセやDJによって骨格が作り出されるノリのよいアップ・テンポなナンバーだ。当時のディスコの風景が思い浮かぶような、まさしく「踊るため」に作られた一曲といえる。

水の流れや鳥の鳴き声からシンセの音へ移り変わる展開が印象的。「Silver and Gold」というタイトルからも想像される、バブル時代をそのまま表現したようなアップ・テンポで勢いのあるダンス・ナンバーとなっている。

当時はまだ珍しかったラップとポップ・ミュージックを組み合わせた、アップ・テンポでダンサブルなナンバー。「ISLAND ON YOUR MIND」というタイトルどおり、都会のモラルの中では失われてしまう、開放的な南の島での幸せな恋を描いている。

ダンサブルなメロディに幸せいっぱいの恋の始まりを綴った、冬の明るいラブ・ソング。「駆ける シュプール Like a dance〜」など、ストーリー性というよりはメロディとの相性を重視した歌詞が印象的だ。

一瞬でも輝いた恋への後悔のない強い気持ちを歌ったアップ・テンポのナンバー。“こらえきれず落ちる涙さえ恋しい”という哀しみにあふれた詞を力強く歌いあげるYU-KIの声が、心の隅々にしっかりと届く。

サビの「UH-FUNKY M〜」というキャッチーなメロディが耳に残る、DJ KOOのラップがメインのアップ・テンポなダンス・ナンバー。人名（愛犬アクセルの名前も！）やカラオケなど具体的な名前が登場する詞からは、当時のクラバー・ライフがうかがえるようだ。

仲が良すぎるゆえに思っていてもなかなか表現できない、「友達」への大切な思いを綴ったポップ・ソング。ミディアム・テンポのメロディの上に乗る、日常生活の中のなにげない情景を表現した詞には、共感を覚えること間違いなし。仲のいい友達と聴きたい曲だ。

恋の終わりを描いた切ないラブ・バラード。YU-KIがささやきながら問いかける歌声が緩やかなメロディに乗り、耳をくすぐる。最後の時を刻むかのごとく遠くでかすかになるパーカッションの音色が、切なさをいっそう増している。

軽やかなキーボードの音色から始まる、TRFらしいアップ・テンポなナンバー。「本物の出会いまとわなきゃ 女に生まれた甲斐がないじゃない」など常に前向きで自分らしく生きる姿を描いた歌詞が、女性の心をぐっと掴む一曲。

シンセとDJで織りなすノリのいいリズムといつもより少し低いYU-KIの歌声が心地よいダンス・ナンバー。少年の心を忘れない「君」を描きながら、日々の生活の中で失くしてしまいがちな「無邪気な心」を持ち続けていたいという気持ちを綴っている。

心地よく流れるピアノのゆったりとしたイントロから一転、勢いのあるシンセの音とともに、アップ・テンポなロック調ダンス・ナンバーに早変わり。しがらみだらけの世の中で、必死に本当の自分を探す姿を描いたナンバーだ。

疾走感あふれる濃密なサウンドに、YU-KIの鋭い歌声が突き刺さるダンス・チューン。青白い閃光のようにシャープでホットな音展開が、初期のTRFを思わせる。ミステリアスなムードのコーラスも交え、トランス色の強い仕上がりになっている。

別れを「BRAVE STORY」と表現し、それぞれの道を前向きに生きていく決意を歌ったミディアム・バラードのリミックス・ヴァージョン。「This is the pageant〜」というサビのメロディは緩やかだが、ゆるがない芯の強さを感じさせる。

「DANCEとMUSICが作り出す世界＝TRFが作り出すダンス・ミュージック」というコンセプトを表現した楽曲。歌詞にオリジナルの「WORLD GROOVE」が発表された年である“1994”という年代が入っていたりと、その当時のTRFらしさが詰まっている。