ミニ・レビュー
4枚目のシングルは、これまでとは真逆のシリアス路線。1曲目の「AH〜!」の溜め息や、2曲目の「いい!いい!」「来て来て」の歌詞の連射に鼻血ブー男子の続出必至。今時の女子高生らしい睨みつけた顔や冷静な歌声と80年代風デジタル・サウンドのギャップは、かなり想定外。
ガイドコメント
秋葉原の専用劇場を拠点に“会いに行けるアイドル”を掲げて活動する、AKB48のシングル。女子高生が抱く好奇心やその裏にある脆さを、ストレートに歌いあげたナンバーだ。既存のアイドルとは一線を画す、インパクトの大きさが魅力。
収録曲
[Disc 1]
01制服が邪魔をする
チームAとKからの選抜メンバー14人によるユーロビート調ポップスで、90年代風アイドル歌謡路線ながらもあくまで危険なセクシーさを強調。単調になりがちなサウンドだが、後半のハード・ロック風ギター・ソロが、大胆なアクセントとなっている。
02Virgin love
思春期の女の子の気持ちを大胆かつ赤裸々に綴ったリリックで、小悪魔的な色っぽさを描き出す。山口百恵あたりを思わせる70年代風のサイケなアレンジが、後半ではドゥ・ワップ、ブラス・バンド、へヴィ・ギターなどのカラフルなアレンジへと目まぐるしく変化させる展開に魅了される一曲。
03制服が邪魔をする (Instrumental)
04Virgin love (Instrumental)
[Disc 2]〈DVD〉
01制服が邪魔をする (VIDEO CLIP)
02making of「制服が邪魔をする」