ミニ・レビュー
5人組ビジュアル・ロック・グループの、わずか3ヵ月ぶりのシングル。ニューウェイヴの影響が感じられながらもオルタネイティヴなサウンドで独自のサウンドを生み出している。カップリングの「千鶴」はアン・ビョンギ監督『アパートメント』の日本版主題歌。
ガイドコメント
5人組ビジュアル系ロック・バンド、the GazettEの2007年2月発表のシングル。オリジナリティを残しつつもスケール感を増した会心のナンバーで、着実にステップ・アップする彼らの高いミュージシャンシップが感じられる。
収録曲
01Hyena
ドラム・ソロからハードなギター・リフへと畳み掛けるイントロや退廃的な世界観を映し出した詞に耳を奪われる、ハイテンションなハード・ロック・チューン。ハイ・テンポながらもステディなリズムを刻む、れいたのベースと戒のドラムがしっかりとサウンドを支えている。
02千鶴
タメのあるベースとディレイをかけたギターのイントロ、ノイジーとクリアを行き交うギターのアンサンブルに幻想的な雰囲気が漂う。文学的な匂いのするルキの詞とミクスチャー・サウンドが見事に融合した、韓国スリラー映画『アパートメント』日本版テーマ曲。
03Defective Tragedy
オルタナ調のハードさとニューウェイヴの影響が感じられる幻想的なサウンドとの融合が秀逸。ジュネスによるDJを採り入れ、スクラッチと彼ら特有のミクスチャー・サウンドが見事なコラボとなった。エフェクトをかけたヴォーカルもユニークだ。