ミニ・レビュー
一見するとお手軽な内容に思えるが、決して侮ってはいけない。ウィーンの団体による伝統的なウィーン・スタイルだが、高度に洗練されていて瑞々しく若々しい。「ます」も実に美しいが、真ん中にあるドヴォルザークがこれまた最上美。セッションによる録音も最高の出来。
ガイドコメント
ウィーン・フィルのヴァイオリニスト、シャゲールをリーダーとしたアンサンブルによるウィーン情緒あふれる作品。角野怜子はウィーン在住のピアニストで、小品も含めてウィーンの香りが立った佳作だ。
収録曲
01ピアノ五重奏曲イ長調「ます」op.114 D.667 (シューベルト)
02「夜想曲」ロ長調op.40、B.19 (ドヴォルザーク)
03ピアノのための8つのワルツ第1番op.54 B.101 (ドヴォルザーク)
04ウィーン小行進曲 (クライスラー)
05シンコペーション (クライスラー)
06愛の悲しみ (クライスラー)
07愛の喜び (クライスラー)
08美しきロスマリン (クライスラー)
演奏
ストリング・クインテット・ウィーン (1)角野怜子(P)