ミニ・レビュー
オダギリジョーとネプチューンの原田泰造を足して2で割ったようなルックスのヒップホップ・アーティストのセカンド・シングル。ハッピーだけど切なさを秘めたメロディ・ラインに思わず引き込まれる。2曲目は80年代のディスコ調。3曲目はボサ・ノヴァ風と、曲によってさまざまな顔を見せる。
ガイドコメント
「キミは君★」に続くナイス橋本の2ndシングル。ファンキーなラップと切ない歌声で日常を綴る彼が、旅立ちの季節にともなう複雑な心境をポップに描き出している。
収録曲
01キンミライ。
切なさと希望いっぱいの旅立ちをテーマにした2ndシングル。新たな人生の第1歩を巡るもろもろのことを、ほんの少しの未来=キンミライと表現し、ファンキーなラップで歌い上げる。きらめき感のある編曲も魅力だ。
02tornado love
低音ビートとクリアなヴォイスが融合したラップ・チューン。365日繰り広げられる真夜中のクラブをテーマにした、ナイス橋本ならではのラブ・ソングといったところ。クルクル踊り続ける情景は、確かにトルネードっぽい。
03エンジョイタイム★
ラップともロックともかけ離れた、驚きのフュージョン系インストゥルメンタル。ボサ・ノヴァにも近いテイストで、気だるい午後にお似合いの女性的な楽曲だ。ナイス橋本の魅力である飄々としたナチュラルさが、ここにもギュッと凝縮している。
04after the school (TAICHI MASTER remix)
1stミニ・アルバム『nice to meet you』収録曲を、TAICHI MASTERがリミックス。ヒップホップ的エレクトロとテクノ的エレクトロの融合により、切ない卒業ソングがガラッと様変わり。近未来的なサウンドとなった。