ミニ・レビュー
スル・ポンティチェッロが用いられた序曲ですでに期待度は大。各所にちりばめられたアジリタやフィオリトゥーラ(早口や装飾的な歌唱)の巧みさや、ハイ・トーン、声色などに興奮しているうちに一気に聴き通してしまう。第1幕最後の合唱や、有名な最後のアリアもとにかく最高。★
ガイドコメント
チェネレントラは、シンデレラのイタリア語読み。本作は、バルトリに続くメゾ・ソプラノの名歌手・カサロヴァによる「チェネレントラ」として話題のアルバム。演奏会形式のライヴ録音で、安定した素晴らしい歌唱が楽しめる。
収録曲
ロッシーニ:
01歌劇「チェネレントラ (シンデレラ)、または勝利する善意」 (全曲)
演奏
カルロ・リッツィ指揮 ミュンヘン放送管弦楽団 バイエルン放送合唱団 マリア・ラウラ・マルトラーナ(S) ヴェッセリーナ・カサロヴァ,ユディット・シュミット(MS) アントニーノ・シラグーサ(T) ウラディーミル・チェルノフ,ブルーノ・デ・シモーネ(BR) パオロ・ペッキオーリ(BS)