ミニ・レビュー
毎度の指摘だが、チェコの演奏家とマーラー音楽の同質性は、お家芸とも言える深い表現力を生む。マーツァルのシリーズも3、5、6に続き第4番、自信たっぷりのスローなテンポ設定が描く「天国の生活」は現実の悲惨さを覆い隠す皮肉な影のメタファー。
ガイドコメント
マーツァル、チェコ・フィルのマーラー第4弾で、マーラーの交響曲の中でも美しさの際立つ第4番を収録。マーツァルの自然な息吹に貫かれた指揮が導き出す、歌が充足している。オーケストラの美しさも特筆ものだ。
演奏
ズデニェク・マーツァル指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ミカエラ・カウネ(S)