フォール・アウト・ボーイ / インフィニティ・オン・ハイ-星月夜 [限定]

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フォール・アウト・ボーイ / インフィニティ・オン・ハイ-星月夜 [限定]
CD
ミニ・レビュー
今様産業ロックの典型とでも言おうか。2005年のメジャー・デビュー作が大ヒットを記録したシカゴ出身の4人組のアルバム。レナード・コーエンの「ハレルヤ」を引用した「ハム・ハレルヤ」など、正直苦笑する瞬間も少なくないが、今一番勢いのあるバンドであることは事実。
ガイドコメント
メジャー・デビュー盤『フロム・アンダー・ザ・コーク・ツリー』から約2年ぶりとなる、フォール・アウト・ボーイのアルバム。プロデューサーにニール・アヴロンやベイビーフェイスを迎えた強力盤だ。
チャート
  • TOWER RECORDS ロック&ポップス アルバム
    12位 (2007/3/5)  ⇒  13位 (3/12)  ⇒  15位 (3/19)
収録曲
01THRILLER
自分たちの身に起こった急激な成功と、それでも揺らぐことのない、ファンとの固い繋がりを高らかに歌い上げたアンセム・ナンバー。ラッパーのジェイ・Zがゲストで参加し、フォール・アウト・ボーイへの熱い賛辞を送っている。
02"THE TAKE OVER, THE BREAKS OVER"
16ビートと8ビートを巧みに使い分けた歯切れの良いリズム・アレンジがキャッチーなメロディ・ラインを先導する、パワフルなポップ・パンク・ソング。重厚に鳴り響くピアノのキラキラとした音色が、サウンドに華を添えている。
03THIS AIN'T A SCENE, IT'S AN ARMS RACE
打ち込みを導入したダンサブルなビートとブルージィなメロディ・ラインが印象的な、フォール・アウト・ボーイ流R&Bナンバー。アメリカの政治体制に対する皮肉や世界平和への願いが込められたメッセージ性豊かな歌詞にも注目だ。
04I'M LIKE A LAWYER WITH THE WAY I'M ALWAYS TRYING TO GET YOU OFF (ME + YOU)
R&B界の大物アーティスト、ベイビーフェイスがプロデュースを手掛けたミクスチャー・ロック・チューン。エレクトリック・ギターのファンキーなカッティングとポップなメロディ・ラインの絡みは、クセになること間違いなし!
05HUM HALLELUJAH
いつまでも変わらずに君を愛し続けるよ……。そんな真っ直ぐな想いがメロディアスな旋律に乗せて放たれる情熱的なラブ・ソング。ブレイク部分ではレナード・コーエンの名曲「ハレルヤ」が引用されるというロマンチックな展開を見せる。
06GOLDEN
コールドプレイのようなスケールの大きさと繊細さを兼ね備えたバラードを書こうとして産み落とされた、ソウルフルなスロー・チューン。情感豊かなピアノ演奏と甘美なコーラス・ワークが、リスナーの心を優しく包み込む。
07THNKS FR TH MMRS
ストリングス・セクションの導入やフラメンコ・サウンドへの転調など、プロデューサーであるベイビーフェイスがポップ・センスを存分に発揮。複雑なサウンド・アレンジを持つ、アッパーなロックンロール・チューンだ。
08DON'T YOU KNOW WHO I THINK I AM?
力強いハンドクラップがフィーチャーされた、元気いっぱいのパワー・ポップ・ソング。サウンドとは対照的な止むことのない孤独感を歌い上げた詞が、メロディ・ラインの甘酸っぱさを際立たせ、カラフルな広がりを与えている。
09THE (AFTER) LIFE OF THE PARTY
ミュージカル映画のサウンドトラックのような優雅なストリングスと打ち込みが融合した、80年代ニューウェイヴ風のポップ・ナンバー。そのきらびやかなサウンドは、刹那の輝きについて描かれた歌詞と見事にマッチしている。
10THE CARPAL TUNNEL OF LOVE
サム・ガールズのウェスリー・エルソールドがソングライティングに参加した、ヘヴィな失恋ソング。ポップなメロディ・ラインとスクリーモ調の絶叫ヴォーカルが絡み合う、両バンドの個性がバランス良く発揮された一品だ。
11BANG THE DOLDRUMS
引っかかるように刻まれるディストーション・ギターのイントロから、起伏の激しい曲展開へとなだれ込むロックンロール・ナンバー。日本人好みの哀愁漂うメロディ・ラインを持つサビは高揚感満点で、ライヴでの大合唱間違いなし。
12FAME < INFAMY
疾走するビートを手数の多いドラミングで的確に刻んでいく高速パンク・ロック・チューン。抑え切れない衝動を綴った歌詞が、叩きつけるような演奏に乗せて歌われる。パトリック・スタンプの鬼気迫るシャウトも聴きものだ。
13YOU'RE CRASHING, BUT YOU'RE NO WAVE
法廷で裁きにかけられた男の心境を歌い上げるヘヴィ・ロック・ナンバー。極限まで歪んだエレクトリック・ギターと荘厳なゴスペル・クワイアが絡み合う扇情的な演奏は、現代社会に対する怒りも込められていてエモーショナルだ。
14I'VE GOT ALL THIS RINGING IN MY EARS AND NONE ON MY FINGERS
まるでベン・フォールズ・ファイヴとクイーンが融合したかのような、迫力満点の分厚いポップ・サウンドが展開されるピアノ・ロック・ナンバー。パトリック・スタンプの伸びやかなファルセット・ヴォイスがセクシーだ。
15G.I.N.A.S.F.S.
エレクトリック・ギターのザクザクとした爽快なコード・カッティングを中心に組み立てられたポップ・パンク・チューン。“シンプル・イズ・ベスト”なサウンドがとことんまで歌メロを際立たせており、抜群の中毒性を放っている。
16IT'S HARD TO SAY "I DO", WHEN I DON'T
埃っぽい乾いた音色のエレクトリック・ギターと物憂げなメロディによって、男の哀愁を巧みに描き出したミディアム・チューン。未開の荒野を一歩一歩切り拓いていくような力強いバンド・アンサンブルが堪能できる一品だ。
(15)(16)ボーナストラック
タイアップ
  • 「This Ain't A Scene, It's An Arms Race(フォール・アウト・ボーイの頂上作戦)」 - テレビ神奈川「Billboard Top 40」エンディングテーマ
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳
アーティスト
  • フォール・アウト・ボーイ
    2001年、米イリノイ州で結成したロック・バンド。メンバーはパトリック・スタンプ(vo,g)、ピート・ウェンツ(b)、アンディ・ハーレー(ds)、ジョー・トローマン(g)の4名。シカゴを拠点に活動開始。ラウドかつメロディックなパンク・ロック……
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