ミニ・レビュー
2004年3月に発売された「FREEDOM」から2006年5月発売の「HEAVEN」「メビウス」までの12曲のシングル・ナンバーを完全収録したシングル・コレクション第2弾。大ヒット曲の「月光花」をはじめ、キャッチーなハード・ロック・ナンバーを満載している。
ガイドコメント
Janne Da Arcのシングル・コレクション第2弾。2004年3月の「FREEDOM」から、2006年5月の「HEAVEN/メビウス」までのシングル曲を網羅。彼らの楽曲の素晴らしさとセンスの良さが再確認できる。
収録曲
[Disc 1]
01FREEDOM
攻撃的なサウンドが魅力の5人編成ロック・バンド。なんとも鮮やかに自由を抱く人々の胸中を歌にしているが、彼らの武器とする身体を突き抜けるようなヘヴィさは健在。しかし重苦しく感じることはなく、聴き終わりには頭からスッと爽快感が広がる。
02Kiss Me
君を“太陽”に、自分を“ヒマワリ”に喩えた歌詞が爽やかで、夏の太陽を目いっぱい浴びながら歌い上げるような雰囲気。終わった恋を思い、キャッチーなコーラスに乗せて、もう一度キスしたかったと歌われるのが切ない。
03DOLLS
アコースティックな肌触りの音作りで、君に言われた言葉を繰り返すサビが印象的。メロディアスなリフと空に溶けていきそうなコーラスが優しい。失った恋に思いを巡らせ、ふと今を見つめたときに口ずさみたくなる曲。
04ROMANCE
彼氏になる気はなくて、彼女にもしない“身勝手なロマンス”について歌う。物悲しげなギターのカッティングが胸を切り裂いていく。せわしなく叩かれるドラムのリズムが、欲望と罪悪感を加速させていくかのようだ。
05BLACK JACK
妖しくジャジィなアップ・テンポのナンバー。鮮やかなホーン・セクションがアンダーグラウンドな世界に華を添えている。あの手この手で彼女に迫るが、彼女の方が何倍も上手で、結局ふたりのサバイバル勝負は負けという、彼女にフラれてしまう悲しき男の歌だ。
06Love is Here
眩しい光が差し込んできそうなサウンドとメロディに乗せて、傷を抱えたままの君の心に、想いよ届けとばかりに歌われる。サビのファルセットが気持ち良く、今にも君の心に手が届きそうだ。爽やかな切なさが光る曲。
07月光花
ストリングスの響きをフィーチャーしたドラマティックなバンド・サウンドに、叙情的なメロディが乗った、叶わない想いを歌った切ない曲。“月の欠片”や“時の砂”といった、おとぎ話に出てくるような言葉が印象的。
08ダイヤモンドヴァージン
自分の気持ちをどうにか隠して“いい人”を演じてきたのに、好きという気持ちがあふれてきてもう止まらない。そんな恋心を描いた疾走感あふれるナンバー。恋心のコントロールが利かなくなっているさまが、終始勢いよく進んでいく曲全体からも伝わってくる。
09振り向けば…
冒頭から壮麗な雰囲気携えたストリングスの音色が響きわたっていく。ロックな躍動性を魅力に据えたJanne Da Arcが届けてくれたのは、桜の季節を迎える前に想う卒業という思い出を綴ったミッド・バラード。
10Destination
11HEAVEN
ハードな演奏の上に明るいメロディが流れていくポップ・チューン。yasuがジャンヌにはあまりラブ・ソングがない……と言われて作ったそうで、歌詞は珍しくストレートな恋愛談だ。甘い高音ヴォイスがたまらない。
12メビウス
テレビ東京系アニメ『妖逆門』主題歌。妖怪バトル・ファンタジーにふさわしい、SFチックな切ない歌詞と哀しくハードなメロディが交錯する。間奏パートのギター・サウンドのカッコ良さが最高!
[Disc 2]〈DVD〉〈Music Clip〉
01FREEDOM
02Kiss Me
03DOLLS
04ROMANCE
05BLACK JACK
06Love is Here
07月光花
08ダイヤモンドヴァージン
09振り向けば…
10Destination
11HEAVEN
12メビウス
〈Re-collecting Music Clip〜Part Change Version〜〉
13FREEDOM?
14Kiss Me?
15DOLLS?
16ROMANCE?
17BLACK JACK?
[Disc 3]〈DVD〉〈Live2006“DEAD or ALIVE”-SAITAMA SUPER ARENA 0520-〉
01闇の月をあなたに…
02MISTAKE
03speed
04-R-TYPE「瞳の色」
05Stare (Music Clip-Limited Edition-)
06OFF SHOT (Janne Da Arc 2004-2006)