ミニ・レビュー
ベートーベン交響曲第7番第1楽章の壮大な旋律と、強くてしなやかなビートをたたえたトラックがひとつになった、さわやかでクラシカルなR&Bチューン。仲のいい友達に恋心を抱いてしまった女の子の、切なくもポジティヴな気持ちを描いたリリックもステキ。
ガイドコメント
CRYSTAL KAYの2007年2月発表のシングルは、フジテレビ系アニメ『のだめカンタービレ』のエンディング・テーマ。親友に恋をしてしまった女の子の片想いを歌う、ベートーヴェン交響曲第7番をフィーチャーしたさわやかなアッパー・チューンだ。
収録曲
01こんなに近くで...
ベートーヴェンの交響曲第七番第一楽章をフィーチャーしながら、バウンシーなビート感もしっかりとキープ。クラシックとR&Bを融合させた、アッパーにしてシックなシングル曲。“男友達に対する恋”がテーマの詞も、繊細な表現力を身につけたヴォーカルにきれいに映えている。
02FEEL
ICEDOWNのプロデュース、プログラミングによるR&B調ポップス。大好きな“君”に対する気持ち、“どこまでもいっしょに歩いていこう”という決心を響かせるヴォーカルは、とてもキュートでリスナーの気分をナチュラルに盛り上げてくれる。
03こんなに近くで... (KZ Future Disco Remix)
基本は4つ打ちのテクノ、そこにモダン・ボッサ、アシッド・ジャズ的なファクターも加わり、きわめて個性的なディスコ・チューンに仕上がっている。ファットなヴァイブスを刻んでいくベース・ラインも上出来だ。
04FEEL (Singo.S Remix)
AI、加藤ミリヤなどを手がけたプロデューサー、Shingo.Sによるリミックス。歌の流れをきちんと汲み取りながら、オーガニックで力強いサウンドを施すことで、オリジナルの新たな魅力を引き出している。
05こんなに近くで... (instrumental)