ミニ・レビュー
韓国の5人組超人気アイドル、東方神起の日本におけるセカンド・アルバム。楽曲は流暢な日本語と英語で歌われており、非常にプロフェッショナルなものを感じる。アルバム・タイトルどおり、ソツなくシックにまとめられており、そこがまたいい。
ガイドコメント
実力派コーラス・グループ、東方神起の2ndアルバム。「Begin」「Sky」など、シングル曲を多数収録。2006年の活躍を詰め込んだ、エネルギッシュな一枚となっている。
収録曲
01ZION
アコースティック・ギターの音を刺激的に効かせた、派手やかなダンス・チューン。美しく響くヴォーカルとコーラスのハーモニーに、高い歌唱力がうかがえる。後半でのマイケル・ジャクソンを思わせる、ユンホの高音ヴォーカルが聴きどころだ。
02Sky
「サーティーワンアイスクリーム」CMソングの7thシングル。「晴れ渡る空」「太陽」「南風」など、夏空をイメージした言葉がちりばめられていて、爽やかなテイストに仕上げられている。彼らお得意のダンス・チューンで、リズミカルなコーラス・ワークもさすがだ。
03Begin
テレビ東京系ドラマ『ごめん、愛してる』エンディング・テーマ。胸がときめくドラマティックなフレーズに、せつなさたっぷりのこまやかなメロディが光る。韓流泣きメロの素晴らしさを踏襲した、みずみずしくカジュアルな良質ポップ・ナンバー。
04Choosey Lover
洗練された大人っぽいディスコ・チューン。ビートの効いた彼ららしいメロディに、ファルセットを多様したセクシーな歌声が鮮やかに映える。美しい恋人を称える男心を、格段に上達した日本語で、表情豊かに描き出している。
05DEAD END
彼女に抱く狂おしいまでの愛を綴った、懐かしい歌謡曲風のダンス・チューン。電子ピアノの演奏を背景に、嫉妬に苦しむ男の姿を感情的なヴォーカルでリアルに描いている。曲の前後に入るレコードのスクラッチ・ノイズも味わい深い。
06High time
スピード感あふれるアップ・ビートな主旋律に、たたみかけるように重なる5人のコーラスがドキドキものの、スタイリッシュなメッセージ・ソング。繊細な少年の顔から垣間見られる男のたくましさを、アクティヴに描写している。
07PROUD
失ってしまった恋人への感謝、“いつまでもふたりはいっしょだよ”という祈りにも似た感情がびっしりと込められた、王道のバラード。ひとつひとつの言葉に深い想いを加えた、男っぽく情熱的なヴォーカルが、聴くものの感情を揺り動かす。
08約束
春らしい柔らかなメロディのミディアム・ポップ。日曜の青空の下、手を繋いで歩いている恋人たちが、幸せそうに愛を誓い合う時を描いている。伸び伸びとした穏やかな5人の歌声も、心の奥底まで優しく染み込んでくるようだ。
09miss you
“序破急”に変化する躍動感あふれるメロディが斬新な8thシングル。実力派アイドルなだけあって、一人ひとりのヴォーカルが冴えるコーラス・ワークは東洋随一。韓流のスウィートなエッセンスもたっぷりの美メロ・ポップ・ナンバーだ。
10“O”-正・反・合
11I'll be there
美しいメロディを描き出すコーラス・ワークが秀逸なバラード。優しく語りかけるように“僕たちは運命さえも越える力を持っている”という力強いメッセージを刻み込んでいる。温かい腕に包み込まれているような安らぎに満たされる一曲。
12Step by Step
流麗なストリングスとバウンシーなリズム、そして、スムーズにしてダイナミックなコーラス・ワーク。彼らのルーツであるR&B、ヒップホップの要素をさりげなく取り入れながら、J-POPとしてのわかりやすさを強調したポップ・チューンだ。
13Hello again
切なさと温かさをあわせ持つメロディが美しい、心弾むポップ・ソング。コーラスにマネージャーやスタッフが参加した、彼らにとっても思い出深い作品。聴く人の心理状態によって、明るくも悲しくも聴こえるメロディが奥深い。
14Begin (アカペラversion)
15miss you (ballade version)
“序破急”に変化する躍動感あふれるメロディが斬新な8thシングル。実力派アイドルなだけあって、一人ひとりのヴォーカルが冴えるコーラス・ワークは東洋随一。韓流のスウィートなエッセンスもたっぷりの美メロ・ポップ・ナンバーだ。
16A Whole New World (初回のみ収録)