パシッ！ というアタック音とともに高揚していくビート、躍動感あふれるベース・ライン、そして、「何もかも脱ぎ捨てて、踊ろうよ！」というポジティヴなヴォーカル。心も身体も動き出す、ナチュラルな強さを持ったダンス・チューン。

シンガー・ソングライター、JONGRI（ジョンリ）のデビュー・シングル。英語と日本語を絶妙なバランス感覚で駆使する詞が特徴的。朴とつとしたメロディ・ラインだが、打ち込み主体のダンサブルなサウンドでR＆B色を出しているクールなナンバー。

2ndシングル。こだわりの本人多重コーラスや弾むメロディと「もっと進もう、勇気持って」という前向きな歌詞に、大いに励まされる。最初から最後まで躍動感あるヴォーカルに包まれていて、心地いい余韻を残してくれるナンバーだ。

80年代のテイストを感じさせる、オーセンティックなラヴ・バラード。ロングトーンを効果的に使ったメロディ・ライン、シンプルなトラックと大らかなストリングスを組み合わせたアレンジが、美しいコントラストを描いている。

どこか“和”の要素を感じさせる鍵盤のフレーズと骨太のベース音やアタックの強いキックを基本にしたサウンドが、新鮮な空気を生み出す。もう少しここにいて、という切ない感情をたっぷりと響かせるヴォーカルも素晴らしい。

恋に落ちた瞬間のドキドキ、（妄想まじりの）期待感、こっちを見て！ という欲望をリアルに描いたナンバー。ドラマティックな展開を見せるメロディ・ラインや豊かな音楽性が伝わってくるコーラス・ワークも聴きどころだ。

オープニングのフェイクから新人離れした歌唱力を披露しているラブ・バラード。JYONGRIの声は、無機質な打ち込みのベーシック・トラック中にもどこか温かさが感じられ、空へ昇っていくかのような大らかなサビが心地よく響く。日本テレビ系『極上の月夜』エンディング・テーマ。

好きになったら止められないという想いを、“ロミオとジュリエット”にたとえて描いたミディアム・ナンバー。ほとばしる感情を表わした歌詞が、男女を問わず共感を呼びそう。曲間の英語のセリフもトリリンガルの貫禄十分。

声を発した瞬間に、人を愛することの切なさや苦しさがダイレクトに響いてくる、王道のバラード。センチメンタルに染まった綺麗な旋律を完璧に歌いこなすヴォーカルには、シンガーとしての奥深いセンスが感じられる。

自信を失い、孤独にさいなまれ、未来に対する希望も持つことができない。そんな最低の状態にある女の子を主人公にした、シリアスなナンバー。どこか陰鬱な空気をたたえたサウンドにどっぷりと浸ってみたい。

大切な人との別れの時を映し出したミディアム・バラード。もし離れ離れになったとしても、心はそばにいるよ。そんな健気な思いがリアルに伝わってくる。ピアノを中心としたシックでアコースティックな音像もステキ。