ミニ・レビュー
映画『大帝の剣』の主題歌でもあるシングル。ミッド・テンポの力強いナンバーで、ストリングスやピアノなども導入し、スケール感あるサウンドとアレンジに仕上げている。カップリングも含め作り込まれた3曲ではあるものの、根底にはバンド感の確かさも流れている。
ガイドコメント
日本最高峰のロック・バンド、GLAYの2007年第1弾シングル。阿部寛&長谷川京子主演による映画『大帝の剣』のメイン・テーマで、4人の鳴らすビート・ロックが胸に突き刺さる名曲だ。
収録曲
01鼓動
人の世の哀しさ、切なさ、愛しさをテーマにしたメッセージ・ソング。映画『大帝の剣』主題歌で、壮大な作品の世界観を的確に表現している。TERUの熱唱とストリングスが絶妙にブレンドされ、深みのある楽曲に仕上がっている。
02僕達の勝敗
アルバム『LOVE IS BEAUTIFUL』収録のスロー・バラード。人類が犯した罪、そのために生まれた悲劇、憎しみの連鎖を断つ必要性……重厚なテーマが胸を突き刺す。静かなピアノから始まり、音を積み重ねていく展開もいい。
03棘
ジャム・セッションで完成したという疾走するビートが耳を突き抜けるアッパー・チューン。過去の愛を胸に刻まれた傷にたとえ、ハードで力強いベース・サウンドに乗せて歌い上げていく。JIROのベース・テクに注目だ。