ミニ・レビュー
浅井健一、ソロでは3枚目になるシングル。彼が過去いくつかのバンド、ユニットなどで発表してきた作品と、そのテイストは変わらず、ダーティで鋭角的で、それでいてどこかドリーミィでキュートな部分も持ち合わせた作品。明暗どちらもちらつく世界。
ガイドコメント
浅井健一の2007年4月発表のシングル。「危険すぎる」や「WAY」に勝るとも劣らないインパクトを持つ、エッジの効いた好ナンバーに仕上がっている。痛快なベンジー節とヘヴィなギター・フレーズが爽快だ。
収録曲
01FIXER
3rdシングル曲。ダークでヘヴィなギター・リフで突き進むアップ・ナンバーで、高速で展開されるベンジー節も全開。明快なロックの王道的メロディ・パターンを盛り込みつつ、ハードかつポップに聴かせる。
03Pink Soda Days
聴き取れんばかりのリリックで疾走するノンストップ・ナンバー。ギターのアグレッシヴな弾き倒しやシュールな狂乱ぶりに、底なしのヴァイタリティを再確認。得意の「メリーさんのひつじ」のフレーズもユーモラスに登場。
02Homesick Baby Blues
シングル「FIXER」に収録の、カップリングにはもったいない6分強の大作。陰鬱でまどろんだムードのAメロからBメロで一気に拓ける壮大な世界。郷愁を感じさせるベンジーの風景描写や透きとおる女声コーラスなど、聴きどころが満載だ。