ミニ・レビュー
“シーモネイター”としての活動が行き止まり、方向性を見失っていた日々のことを歌ったという、切なくも心地よいミディアム・チューン。ときには泣いていいよ、という暖かいメッセージとオーガニックな響きをもったストリングスが、聴く者を優しく包み込む
ガイドコメント
SEAMOの2007年第1弾シングルは、映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!』の主題歌。生きる勇気や友情をテーマとするダイナミックなミディアム・チューンで、15周年を迎えたアニメを盛り上げる。
収録曲
01Cry Baby
音楽活動が上手く立ち行かず、未来への不安に苛まれていた頃……SEAMO自身が経験した挫折をリアルに反映した、切なくも前向きなミディアム・バラード。暖かい空気を生み出すストリングスなど、生楽器の使い方が上手い。
02LOVEミサイル
気持ちよく飛び跳ねるピアノ&ビートのなかで、“かわいい彼女をドライブに誘い、あわよくば×××……”というスケベ心満載のリリックが舞う、ファンキー・ダンス・チューン。“シーモネーター”時代を彷彿とさせる一曲だ。
03無想転生
日本中の“スロット・ジャンキー”に捧ぐ、(スロットを知らない人にとっては“なんのこと?”という感じの)アッパー・チューン。実は、SEAMOはパチスロもプロ級の腕前なのだとか……。これもまた、彼のなかにある“リアル”だ。
04Cry Baby (instrumental)
05LOVEミサイル (instrumental)
06無想転生 (instrumental)