ミニ・レビュー
教会で聴くオルガン演奏は格別。しかし録音は至難。ここに聴く演奏はその臨場感を満喫させるのに驚く。バッハとメンデルスゾーンが活躍した由緒ある教会での演奏。メンデルスゾーンの華麗な書法が何と映える演奏なのだろう。椎名の面目躍如たる演奏だ。
ガイドコメント
日本を代表するオルガニスト、椎名雄一郎が聖トーマス教会のバッハ・オルガンで、当教会と関係の深いバッハとメンデルスゾーンの作品を演奏。メンデルスゾーンのオルガン曲の素晴らしさが再発見できる。
収録曲
01オルガン・ソナタ第3番イ長調op.65-3 (メンデルスゾーン)
02深き淵よりわれ汝に呼ばわるBWV686 (J.S.バッハ)
03オルガン・ソナタ第2番ハ短調op.65-2 (メンデルスゾーン)
04装いせよ、おお愛する魂よBWV654 (J.S.バッハ)
05ああ、われらとともに留まりたまえ、主イエス・キリストよBWV649 (J.S.バッハ)
06目覚めよ、われらに呼ばわる物見らの声BWV645 (J.S.バッハ)
07尊き御神の統べしらすままにまつらいBWV647 (J.S.バッハ)
08前奏曲とフーガ イ短調BWV543 (J.S.バッハ)
09天にましますわれらの父よBWV683 (J.S.バッハ)
10オルガン・ソナタ第6番ニ短調op.65-6 (メンデルスゾーン)