ミニ・レビュー
ザ・フーのような強力なパワー・コードとコーラスでスタートするサンボマスターひさびさのシングル。あまりにもストレートな歌詞が逆に潔く好感が持てる。ゲスト参加のWACK WACK RHYTHM BANDの伊藤寛がオルガン、ピアノで好演をしている。
ガイドコメント
ライヴでおなじみの人気曲を収録したサンボマスターの2007年第1弾シングル。心地よい春風を思わせるポップで爽やかなメロディに乗せて、彼らならではの純粋で真剣なメッセージが歌われている。
収録曲
01I Love You
ザ・フーを彷彿とさせるような強力なパワー・コードでスタートするラブ・ソング。ナチュラル・トーンのギターでありながら伝わってくるのはロックな魂で、シンプルで潔い歌詞にも好感が持てる。ほどよく甘味度を増したアコギも聴きどころだ。
02ベイビーベイビースー
パワー・コードのリフが印象的なミディアム・ロック・ナンバー。ゲスト・ギタリストに杉山オサムを迎え、ストレートなロックンロールを展開している。ブリッジが出てくるまではひたすらヴァースが続く展開も、ロックンロールだ。
03コースター
9thシングル「I Love You」にカップリング収録された、アコギでのハナ歌風SEでスタートするミッド。WACK WACK RHYTHM BANDの伊藤寛の生ピアノがいい味を出している。メジャー・キーながらもちょっぴりと哀しさが漂うラブ・ソングだ。
04教会前通り
山口隆の乾いたギターと伊藤寛(WACK WACK RHYTHM BAND)のオルガンをフィーチャーしたインストゥルメンタル。オルガンが入って洒落た感じになるのかと思いきや、山口の泥臭いギターがかき鳴らされて、あくまでもがむしゃらな感じが面白い。